ゼロ年代+の絵本【2007年】
新年度もスタートし、新生活が始まった方も多いのではないでしょうか。
花粉がピークの今の時期、また寒暖差もあるので、体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。
ゼロ年代+の絵本の企画も、後半になってまいりました。
しかし、まだまだ素敵なゼロ年代の絵本、さらに3.11以降に生まれた絵本を紹介していきたいと思っていますので、今後もお付き合いください。
それでは、今回はゼロ年代+の絵本の第8回目「2007年版」です。
また、ゼロ年代+の絵本の企画概要などは、こちらです。
それでは、2007年版スタートです。
- ①ウェン王子とトラ
- ②紙しばい屋さん
- ③給食番長
- ④黒グルミのからのなかに
- ⑤セーラーとペッカ、町へいく
- ⑥ちょっとだけ
- ⑦としょかんライオン
- ⑧パセリともみの木
- ⑨ビロードのうさぎ
- ⑩ぼくがラーメンたべてるとき
- ベスト作品発表
- 2007年の傾向
①ウェン王子とトラ
トラとウェン王子の絆が感動的に描かれた一冊です。
②紙しばい屋さん
③給食番長
給食のありがたみがわかる一冊です。
④黒グルミのからのなかに
生と死について考えさせられる一冊です。
⑤セーラーとペッカ、町へいく
セーラーとペッカの何気ない日常が描かれた、クセになる一冊です。
⑥ちょっとだけ
お姉ちゃんになったなっちゃんの日常が描かれた一冊です。
⑦としょかんライオン
図書館にやってきたライオンをめぐる物語です。
⑧パセリともみの木
シカともみの木がお互いを大事にしながら暮らす姿が描かれた絵本です。
⑨ビロードのうさぎ
ビロードのうさぎが本物になるまでのお話です。
⑩ぼくがラーメンたべてるとき
同じときを生きる子どもたちの暮らしが描かれた絵本です。
ベスト作品発表
2007年も、素敵な作品が揃っています。
海外作品と国内作品のそれぞれで、ベスト作品を決めたいと思います。
海外作品では、『としょかんライオン』が第1位です。
図書館とライオンが、一体どんな結びつきなのだろうと読む前は思ったのですが、
読み終えた後は、納得しました。
こんな図書館やライオンがいたらいいなと思いました。
また、国内作品では、『ビロードのうさぎ』が第1位です。
酒井駒子さんの絵がとても素敵で、ときに切なくて、感動します。
どちらも、名作絵本の代表とも言えるでしょう。
2007年の傾向
2007年は、豊作の年というか、ズバリ名作揃いだと思います。
正統派な絵本が目立ちますし、それが現在名作となっている感じがあります。
一方で、『給食番長』や『セーラーとペッカ、町へいく』など、正統派ではないけれど、クセになるような面白い絵本もあります。
やはり色んな種類の絵本があるからこそ、面白いし、読みがいがありますよね。
そういった意味でも、とても充実したラインナップだと思います。
以上が、ゼロ年代+の絵本の2007年版でした。
気になった絵本がありましたら、ぜひ読んでみてください。
あなたの心の一冊が見つかれば幸いです。