ゼロ年代+の絵本【2008年】
GWも後半戦ですね!
この前行ってきた絵本関連の展覧会で、5月7日までやっているものがあるので、まだの方はぜひ行ってみて下さいね。
ゼロ年代+の絵本の企画も、もう少しで終わりに近づいてきました。
しかし、まだまだ名作はたくさんあるので、最後までお付き合い下さい。
それでは、今回はゼロ年代+の絵本の第9回目「2008年版」です。
また、ゼロ年代+の絵本の企画概要などは、こちらです。
それでは、2008年版スタートです!
- ①あたらしいともだち
- ②エゾオオカミ物語
- ③くまとやまねこ
- ④この世でいちばんすばらしい馬
- ⑤死神さんとアヒルさん
- ⑥ちいさなあなたへ
- ⑦つみきのいえ
- ⑧なぜ戦争はよくないか
- ⑨にいさん
- ⑩ぼくのかえりみち
- ベスト作品発表
- 2008年の傾向
①あたらしいともだち
ひとりぼっちだった少年が、友達と大成功するまでが描かれた絵本です。
②エゾオオカミ物語
オオカミや自然について描かれた絵本です。迫力のある一冊になっています。
③くまとやまねこ
友達をなくしたくまが、再び友達を作るまでの、再生の物語です。
④この世でいちばんすばらしい馬
ハン・ガンと彼の描く馬の不思議な物語です。
⑤死神さんとアヒルさん
生と死について、考えるときのヒントになる一冊です。
⑥ちいさなあなたへ
子どもの成長を見守るお母さんの気持ちが描かれた絵本です。
⑦つみきのいえ
おじいさんの幸福な思い出が詰まった物語です。
⑧なぜ戦争はよくないか
なぜ戦争はよくないのか、力強い言葉と絵で描かれた作品です。
⑨にいさん
弟のテオの視点で語られる、画家の人生が描かれた物語です。
⑩ぼくのかえりみち
ちょっとした冒険の気分が味わえる一冊です。
ベスト作品発表
2008年も、個性豊かな作品が揃っています。
海外作品と国内作品のそれぞれで、ベスト作品を決めたいと思います。
海外作品では、『ちいさなあなたへ』が第一位です。
子どもの成長をあたたかく見守る、お母さんの気持ちが表現された、贈り物にぴったりな一冊です。
また、国内作品では『にいさん』が第一位です。
いせひでこさんは好きな絵本作家さんのひとりなのですが、この絵本は私にとって特別な一冊です。
なぜなら、この絵本では、画家のゴッホが描かれているからです。
私は、美術が好きなのですが、画家の中でも特にゴッホが好きなのです。
ゴッホの人生が題材になっている以上に、この絵本のクオリティ自体が素晴らしくて、ゴッホのファンでなくても、多くの方に読んでほしい一冊です。
私にとって、欠かせない一冊です。
2008年の傾向
2008年の傾向としては、メッセージ性の強い作品が多めだということです。
メッセージ性が強く、新しいタイプの絵本が現われているように思います。
2008年と言うと、ちょうど10年前になりますね。
しかし、10年経ってもその輝きは色褪せません。
特にメッセージ性の強い作品として、『なぜ戦争はよくないか』が挙げられます。
戦争の恐ろしさが、力強い言葉と絵で描かれた作品です。
この作品は、子どもから大人まで、多くの方に読んでほしいです。
一方で、王道の作品も見受けられます。
『くまとやまねこ』や『ちいさなあなたへ』は、絵本の王道を行く作品だと思います。
10年経った今読んでも、色褪せない定番作品となっています。
以上が、ゼロ年代+の絵本の2008年版でした。
気になった絵本がありましたら、ぜひ読んでみてください。
あなたの心の一冊が見つかれば幸いです。