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死ぬまでに読みたい絵本

子供と大人両方に読んでほしいけれど、特に大人が楽しめる、そんな絵本などを紹介するブログです。

ぼくのいぬがまいごです!

絵本

『ぼくのいぬがまいごです!』を読みました。

 

ぼくのいぬがまいごです!

ぼくのいぬがまいごです!

 

 

あらすじ

 

ホワニートは、プエルトリコからニューヨークへやってきたばかりで、言葉はわからないし、友達もいません。

 

おまけに可愛がっていた犬がいなくなってしまいました。

 

ホワニートは、犬を探しに出かけます。

 

そこに、次々と子どもたちが現れますが……。

 

大都会ニューヨークを舞台に、子どもたちのたくましく生きる姿が描かれています。

 

ポイント

 

今回のポイントは、大都会で迷子の犬を探しまわる子どもたちのたくましさです。

 

主人公のホワニートは、2日前にニューヨークへ引っ越してきたばかりの、プエルトリコ出身の男の子です。

 

ホワニートは、スペイン語しか話せないので、新しい友達ができるかどうか不安です。

 

さらに、飼っていた犬がいなくなり、ホワニートは不安が募ります。

 

言葉もわからず、友達もおらず、さらに飼い犬までもいなくなり、ホワニートはさぞかし心細いでしょう。

 

そんな中、ホワニートは犬を探しに街へ出かけます。

 

しかし、どこを探しても犬は見当たりません。

 

そんな時、ホワニートスペイン語にも対応している銀行を見つけます。

 

銀行の窓口で、エルナンデスさんに「ぼくのいぬがまいごです」と紙に書いてもらいます。

 

ホワニートは知らない街にひとりぼっちで不安になりますが、書いてもらった紙を握りしめ、また犬を探し始めます。

 

その後、中国人街にやって来たホワニートは、リリーとキムに出会います。

 

ホワニートは、言葉はわからないながらも、書いてもらった紙と身振り手振りやスペイン語で、ふたりと意思の疎通をはかります。

 

努力の甲斐あって、意味が通じ、ふたりはホワニートに協力することになります。

 

そして、ホワニートは様々な人種の子どもたちと出会い、味方を増やしていきます。

 

しかし、犬は一向に見つかりません……。

 

するとその時、お巡りさんが通りかかり、ようやくホワニートと犬は再会を果たします。

 

子どもたちはふたりの再会に大喜びし、犬を連れてみんなで家に帰ります。

 

最初は、言葉もわからず、友達もいなかったホワニートですが、最後は立派に友達ができています。

 

言葉はわからなくても、友達をつくることは可能ということを、ホワニート自身が証明しています。

 

これは、言葉がわからなくて不安だったにもかかわらず、ホワニートが勇気を出して街へ飛び込んだ結果の出来事です。

 

ホワニートが怖がって家から出なかったら、犬は見つからなかったことでしょう。

 

このことから、勇気を出して外の世界へ飛び込めば、助けてくれる人が必ずいるということがわかります。

 

まずは自分を信じること、そして人を信じることが大切だということを、この絵本が教えてくれています。

 

人を信じる気持ちが、心の奥から湧いてくる絵本です。

 

印象的な言葉

 

だいじょうぶ。みんなで さがせば きっと みつかるさ

 

涙するホワニートに、ビリーがかけた言葉です。

 

ホワニートは、ビリーの言葉はわからないかもしれませんが、きっと気持ちは伝わったはずです。

 

ひとりではなく、みんながいるということが、ホワニートの救いになったことでしょう。

 

感想

 

絵本作家キーツが贈る赤と黒の二色が印象的な絵本です。

 

大都会でひとりぼっちの少年が、勇気を出したことによって、ペットの犬が見つかり、気がつけば友達までできていたというお話です。

 

勇気を出して人を信じることができれば、世界が変わるというメッセージをこの絵本から感じました。

 

無理やり流暢に外国語を喋ろうとするよりも、拙くてもコミュニケーションを取ろうとする勇気や努力が大事なのだと思います。

 

言葉を伝えようとすれば、言語は異なっても、案外通じるものです。

 

子どもたちに教わることが多い絵本です。

 

 

ぼくのいぬがまいごです!

ぼくのいぬがまいごです!