死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

きのうをみつけたい!

『きのうをみつけたい!』を読みました。

 

 

きのうをみつけたい! (児童書)

きのうをみつけたい! (児童書)

 

 

あらすじ

 

少年は、昨日が楽しかったことを振り返ります。

 

そして、もう一度昨日に戻りたいと願います。

 

でも、どうやったら戻れるのでしょう。

 

少年は、あれこれ考えますが……。

 

見どころ

 

今回の見どころは、昨日よりも大切な今日です。

 

少年は、昨日に戻りたくて、様々なことを考えます。

 

そして、昔に戻れる穴を探していたところ、おじいちゃんに庭で出会います。

 

おじいちゃんは少年に、どうして昨日に戻りたいか聞きます。

 

少年は、「昨日が今までで一番楽しい日だった」と言います。

 

そこで、おじいちゃんは、自分の楽しかった過去のことを話し出します。

 

そして、昨日に戻らなくても、楽しい日はくるのだと、少年に伝えます。

 

少年とおじいちゃんは、今日の冒険に出発します。

 

この絵本では、昨日よりも大切な今日が描かれています。

 

少年は昨日に戻りたくて必死になって、昨日に戻る方法を探します。

 

そこで、おじいちゃんは、昨日よりも大切なことがあるのだと語ります。

 

それは、今日、今この瞬間です。

 

過去に楽しいこともあった。

 

でも、それに固執するのではなく、また楽しい日がくるから、今日を楽しもう。

 

そういったメッセージが込められた、絵本だと思います。

 

今を大事にすることを思い出させてくれる絵本です。

 

印象的なことば

 

そんなたのしい日は、どれもいいおもいでだよ。

だけど、きょう、またあたらしいぼうけんが  はじまるんだ。

きのうにもどらなくても、たのしい日はくるんだよ

 

 

おじいちゃんの言葉です。

 

昨日にこだわっていた少年に、こう優しく語りかけます。

 

素敵なおじいちゃんですね。

 

感想

 

昨日よりも大切なことを、教えてくれる絵本です。

 

絵も言葉も素敵で、アリソン・ジェイの他の作品も読みたくなりました。

 

孫とおじいちゃんの心温まる物語になっています。

 

過去よりも今を、大切に生きようと思える作品です。

 

大人は、過去を思い出したり、未来を考え過ぎたりしがちですが、この絵本は、そんな大人にこそお勧めしたい一冊です。

 

 

きのうをみつけたい! (児童書)

きのうをみつけたい! (児童書)

 

 

 

 

 

 

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フレデリック

フレデリック』を読みました。

 

 

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

 

 

あらすじ

 

あるところに、古い石垣がありました。

 

その石垣の中は、おしゃべりのねずみの家でした。

 

冬が近づき、のねずみたちは食料をあつめるために、昼も夜も働きます。

 

ただ、フレデリックだけは別で……。

 

見どころ

 

今回の見どころは、食料以外に役立つものです。

 

フレデリックは、みんなが食料を集めている間、サボっているように見えました。

 

でも、違ったのです。

 

フレデリックは、お日さまの光や色、さらに言葉を集めていたのです。

 

そして、冬になり、みんなは隠れ家にこもります。

 

最初は、食料を食べながら、楽しく談笑していたのねずみたち。

 

しかし、次第に食料は減り、寒くて凍えそうになります。

 

みんなは、フレデリックが集めたものについて尋ねます。

 

すると、フレデリックはおひさまや色をみんなに思い出させます。

 

さらに、言葉も披露して、みんなはフレデリックを褒め称え、フレデリックが何をしていたのか理解します。

 

この絵本では、フレデリックが食料以外に役立つものを集めていたことが描かれています。

 

ただサボっているように見えたフレデリックも、みんなのために貢献していました。

 

まず、生きるためには食料が必要不可欠です。

 

フレデリックが集めた、光や色、言葉は、食料と比べると優先順位が劣るかもしれません。

 

しかし、最後にはそれらが役に立って、みんなの心が豊かになります。

 

普段はあまり気にしないものが、本当は役に立つのかもしれません。

 

それを知っていたフレデリックは、きっと心が豊かなのでしょうね。

 

印象的なことば

 

おどろいたなぁ、フレデリック。きみってしじんじゃないか!

 

のねずみの仲間の言葉です。

 

仲間は、フレデリックのやっていたことを理解し、フレデリックを褒めます。

 

素敵な仲間たちですね。

 

感想

 

有名なレオ=レオニの一冊です。

 

かわいいのねずみのキャラクター、フレデリックを知っている方は多いと思います。

 

私も子どもの頃に読んだ記憶がありますが、大人になって改めて読むと新鮮でした。

 

また、内容がはっきりと心に入ってくるような感じがしました。

 

人生経験を積んで、理解が深まったのかもしれません。

 

そうだといいな(笑)

 

いずれにせよ、時代を超えて愛される絵本です。

 

 

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

 

 

 

 

 

 

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かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところ』を読みました。

 

 

かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところ

 

 

あらすじ

 

ある晩、マックスはオオカミのぬいぐるみを着ると、いたずらを始めます。

 

マックスは大あばれして、お母さんに怒られます。

 

とうとう、マックスは夕ご飯抜きで、寝室に放り込まれます。

 

すると、寝室に木が生え出して……。

 

見どころ

 

今回の見どころは、かいじゅうたちの世界です。

 

マックスはいたずらをしたせいで、寝室に放り込まれます。

 

すると、寝室に木が生え出し、辺りはすっかり森になります。

 

そこへ、波が打ち寄せて、マックスの船を運んできて、マックスは船に乗って航海します。

 

1年と1日航海すると、かいじゅうたちのいるところに着きます。

 

そこで、マックスはかいじゅうたちの王さまになります。

 

マックスとかいじゅうたちは、かいじゅうおどりを始めます。

 

しかし、マックスは疲れて、かいじゅうたちを眠らせます。

 

すると、マックスは寂しくなって、優しい誰かさんのところへ帰りたくなります。

 

そのとき、遠い世界の向こうから、美味しいにおいが流れてきて……。

 

マックスは、かいじゅうたちの王さまをやめて、帰ることにします。

 

ところが、かいじゅうたちは泣いてそれを阻止しようとします。

 

しかし、マックスはさっさと船に乗り、手を振ります。

 

それから、1年と1日航海すると、いつのまにか自分の寝室に着きます。

 

そこには、ちゃんと夕ご飯があり、まだほかほかと温かいのでした。

 

この絵本では、マックスがかいじゅうたちの世界に入り込む冒険が描かれています。

 

モーリス・センダックの描くかいじゅうたちは、怖いけど、どこかユーモラスでかわいく感じます。

 

そんな「怖かわいい」かいじゅうたちの世界は、独創的で面白いです。

 

特に、マックスとかいじゅうたちのダンスは必見です。

 

画面いっぱいに描かれた、かいじゅうたちのダンスする姿は、迫力満点です。

 

大人も子どもも楽しめる一冊です。

 

印象的なことば

 

かいじゅうおどりをはじめよう!

 

マックスの言葉です。

 

マックスはかいじゅうたちの王さまなので、この言葉を皮切りに、みんなはダンスを始めます。

 

かいじゅうおどりは必見です。

 

感想

 

かいじゅうたちの世界がユーモラスに描かれた一冊です。

 

子どもの頃に、この絵本を見たときは、かいじゅうたちがなんだか怖くて、読めませんでした。

 

その独特の怖さや世界観が、この絵本の味なのだと、大人になったいまはわかります。

 

さらに、一度読むとクセになって、何度でも見返したくなる楽しさがあります。

 

この絵本をもとにして作られた、スパイク・ジョーンズ監督の実写映画もあります。

 

かいじゅうたちのいるところ [Blu-ray]

かいじゅうたちのいるところ [Blu-ray]

 

 

 

私はまだ見ていないのですが、監督がスパイク・ジョーンズということもあり、以前から気になっていました。

 

さらに、サントラはヤーヤーヤーズのカレンOが手掛けているそうです。

 

 

かいじゅうたちのいるところ-オリジナル・サウンドトラック

かいじゅうたちのいるところ-オリジナル・サウンドトラック

 

 

 

ラジオで、このサントラの曲を聞いたことがあるのですが、いい感じでした。

 

ヤーヤーヤーズは、もともと聞いていて、好きなバンドでもあったので、映画と音楽どちらも気になります。

 

映画のインスピレーション源になるほどの名作絵本です。

 

 

かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところ

 

 

 

 

 

 

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ハロウィンに読みたい絵本

10月になり、ハロウィンが近づいてきました。

 

毎年この時期になると、雑貨屋さんや飲食店では、ハロウィンのグッズやメニューなどが登場してきます。

 

渋谷では、仮装する若者でいっぱいになり、ニュースで取り上げられたりもします。

 

ハロウィンというイベントが、日本に浸透して、だいぶ経つような気がします。

 

そのくらい、日本でも人気のイベントです。

 

今回は、この時期に読みたい、ハロウィンの気分を盛り上げてくれる絵本をご紹介します。

 

 

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ハロウィンに読みたい絵本

 

 

ハロウィーンってなぁに?

 

 

ハロウィーンってなぁに? (はじめてBOOK)

ハロウィーンってなぁに? (はじめてBOOK)

 

 

魔法使いの女の子ビビが、友達と一緒に、初めてハロウィンを体験するお話です。

 

ハロウィン初心者の方に、オススメの一冊です。

 

かぼちゃのランタンやかぼちゃのタルトの作り方など、ハロウィンについて、わかりやすく説明されています。

 

この本を読むと、ハロウィンのことがよくわかります。

 

魔女っ子たちの仮装姿が可愛くて、微笑ましいです。

 

 

ハロウィンがいっぱい!

 

もっとたのしい ハロウィンがいっぱい! (めくってものしり絵本)

もっとたのしい ハロウィンがいっぱい! (めくってものしり絵本)

 

 

 

こちらも、ハロウィン初心者の方に特にオススメの一冊です。

 

表紙に、「めくってものしり絵本」とあるように、ページをめくると、仕掛けが用意されていて、それらをめくると、ハロウィンにまつわる豆知識が書かれています。

 

ページをめくるごとに、ハロウィンについて詳しくなれる、楽しい絵本です。

 

私も今回読んで、ハロウィンについて初めて知る知識も多くて、驚きました。

 

イラストも可愛くて、大人が読んでも楽しめます。

 

 

ヘスターとまじょ

 

ヘスターとまじょ (世界の絵本コレクション)

ヘスターとまじょ (世界の絵本コレクション)

 

 

 

ワニの女の子ヘスターは、ハロウィンの準備をして、友達がパーティに来るのを待っています。

 

そして、みんなが来る前に、お菓子を貰いに行くことを考えつきます。

 

しかし、ヘスターが選んだ家は、なんと……。

 

勇敢なヘスターのちょっとした冒険が楽しい絵本です。

 

イラストも可愛くて、味のある一冊です。

 

ハロウィンナー

 

 

ハロウィンナー

ハロウィンナー

 

 

最後にご紹介するのは、面白くて、最後はいい話の絵本です。

 

表紙にある、タイトルとイラストを見ると、一体どんな絵本なんだろう?と戸惑ってしまいますが、ご心配ありません。

 

ユーモアに溢れた、楽しいハロウィンの絵本です。

 

足が短くて、胴が長い犬のオスカー。

 

オスカーは、いつも仲間から「ウィンナー」とからかわれ、うんざりしています。

 

ハロウィンの当日、楽しみにしているオスカーに、用意されていた仮装服はなんと……。

 

ユーモアがありながら、最後は素敵な友情にホロっとくる一冊です。

 

 

以上が、ハロウィンに読みたい絵本4冊です。

 

気になった絵本があれば、是非読んでみてください。

 

絵本を読んで、さらに楽しいハロウィンを過ごしましょう!

 

 

 

 

 

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【読書の秋】秋に読みたい絵本

少しずつ秋の雰囲気になりつつありますね。

 

秋といえば、人それぞれ色んな楽しみ方がありますね。

 

食欲の秋だったり、ファッションの秋だったり、芸術の秋だったりと、人によってその楽しみ方は様々です。

 

その中でも、やはりなんといっても「読書の秋」です。

 

私は一年を通して本を読みますが、それでも秋は読書にぴったりな季節だと思います。

 

今回は、そんな読書の秋に読みたい絵本をご紹介します。

 

 

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秋に読みたい絵本

 

 

14ひきのあきまつり

 

 

14ひきのあきまつり (14ひきのシリーズ)

14ひきのあきまつり (14ひきのシリーズ)

 

 

お馴染みの、14ひきのシリーズです。

 

今回は、秋の森が舞台となり、かくれんぼやあきまつりが繰り広げられます。

 

秋の森が、豊かな色彩で描かれていて、秋の魅力が余すところなく詰まっています。

 

動物たちも可愛くて、「自然っていいな」と心から思える作品です。

 

まさに秋の実りが詰まった絵本です。

 

 

ファーディとおちば

 

 

ファーディとおちば

ファーディとおちば

 

 

こぎつねのファーディと、友達の木のお話です。

 

季節が変わり、友達の木が茶色くなり、葉っぱが段々取れていきます。

 

ファーディは木のことが心配になり……。

 

こぎつねのファーディの優しさと、自然の美しさに、心温まる一冊です。

 

秋の風景を堪能できる絵本です。

 

こんくんのおんがくはっぴょうかい

 

 

 

きつねのこんくんが、渡り鳥たちと音楽発表会をする物語です。

 

こんくんは、オカリナを吹いています。

 

すると、みんなが集まってきます。

 

こんくんは、渡り鳥たちと、秋になったら音楽発表会をする約束をしていました。

 

渡り鳥は、秋になると村にやってくるのです。

 

そのため、こんくんは秋を待っているのですが……。

 

つんつくむらでの、秋の到来が描かれた、楽しい一冊です。

 

この絵本を読んで、「秋っていいな」としみじみ思いました。

 

動物たちのキャラクターも良くて、こんな村で暮らしてみたいと思います。

 

楽しくて、心が温かくなる、そんな一冊です。

 

お気に入りの絵本です。

 

 

やきいもの日

 

 

やきいもの日

やきいもの日

 

 

仲良しの友達れいちゃんと、ケンカをしてしまった女の子りっちゃん。

 

りっちゃんは怒りながら、公園の落ち葉に潜り込んで、小さかった頃のふたりを思い出します。

 

そこに、愛犬ナッツがやってきて、家に帰ることにします。

 

家に帰ると、そこにはたき火をするおじいちゃんとれいちゃんがいて……。

 

多くの人が子ども時代に経験したであろうことが、秋の空気感と共に、きれいに描かれています。

 

優しいおじいちゃんが素敵です。

 

そして、やきいもが美味しそうです。

 

秋の匂いがする一冊です。

 

 

以上が、秋に読みたい絵本です。

 

気になった絵本があれば、ぜひ読んでみてください。

 

絵本を読んで、秋をさらに楽しく過ごしましょう。

 

 

 

 

 

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お月見に読みたい絵本

9月になり、まだ暑い日は続くものの、少しずつ秋の気配を感じる今日この頃です。

 

夏も楽しい季節ですが、秋も素敵な行事やイベントがあり、楽しい季節です。

 

わたしは、一年の中では一番秋が好きです。

 

そんな秋の行事といえば、お月見ですね。

 

夜に月をじっくり見上げるお月見は、なんともロマンチックな行事です。

 

ちなみに、2018年の十五夜は、9月24日だそうです。

 

今回は、そんな十五夜にゆっくり読みたい絵本をご紹介します。

 

 

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お月見に読みたい絵本

 

ながいよるのおつきさま

 

ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

 

 

 

特に大人におすすめの絵本です。

 

まさに月を見ながら、じっくり読みたい一冊です。

 

この絵本では、1月から12月までの各月のおつきさまが描かれています。

 

幻想的なイラストと詩的な文章が、独自の世界観を形成していて、読者を魅了します。

 

こんな風に、毎月おつきさまを眺めて味わう余裕が、現代人には必要な気がします。

 

じっくり、絵本の世界に没入したい一冊です。

 

 

つきのよるのものがたり

 

 

つきのよるのものがたり

つきのよるのものがたり

 

 

美術館の絵の中のねずみたちが、おひさまを見に行く物語です。

 

設定が面白くて、完成度の高い一冊です。

 

わたし自身が、美術館や絵画が好きなので、この絵本がお気に入りの一冊になりました。

 

おつきさまをモチーフにした絵本としても、満点です。

 

ずっと眺めていたくなる、そんな絵本です。

 

 

14ひきのおつきみ

 

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)

 

 

 

14ひきのねずみの家族が、お月見をするお話です。

 

ねずみたちが木の上に登り、お月見台を作り、その上でみんなでお月見をします。

 

ねずみの家族、ひとりひとりにちゃんと個性があり、細やかに描かれています。

 

おつきさまに感謝したり、お団子を食べながらお喋りをしたり、まさにこれぞお月見という、正統派な絵本です。

 

読んでいると、自然に対する感謝の気持ちが湧いてくる一冊です。

 

 

ねこまるせんせいのおつきみ

 

 

ねこまるせんせいの おつきみ (ワンダーおはなし絵本)

ねこまるせんせいの おつきみ (ワンダーおはなし絵本)

 

 

こざかなえんの見習い先生のねこまる先生が、こうちゃんと一緒に、なんと月まで行ってしまう物語です。

 

月に行ったねこまる先生とこうちゃんが、見た景色とは……。

 

ユーモラスで可愛い一冊です。

 

ねことうさぎが大好きな私には、たまらない絵本です。

 

絵もカラフルで、見ていて楽しいです。

 

子どもと一緒に読みたい絵本です。

 

 

以上が、お月見に読みたい絵本です。

 

気になった絵本がありましたら、ぜひ読んでみてください。

 

絵本を読んで、さらに楽しいお月見をしませんか?

 

 

 

 

 

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ともだちや

『ともだちや』を読みました。

 

 

 

あらすじ

 

きつねが、「ともだちや」というのぼりを持ってやってきます。

 

そこで、さっそく声がかかります。

 

きつねが、揉み手をしながら、草やぶを覗き込むと……。

 

ともだちやのきつねが、本当の友達を作るまでのお話です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、本当の友達です。

 

きつねは、1時間100円で友達になるという、ともだちやを始めます。

 

のぼりを持って歩いていると、きつねはくまに呼び止められます。

 

くまは、ひとりぼっちの食事はつまらないと感じていたので、友達を買います。

 

くまときつねは、一緒にいちごを食べますが、きつねはなんだか辛そうです。

 

それもそのはず、きつねはいちごなんて食べないのです。

 

その後もくまに付き合い、きつねはいちごでお腹の調子が悪い中、なんとか200円をいただきます。

 

きつねがのぼりを持って歩いていると、今度はオオカミがきつねを呼び止めます。

 

オオカミときつねは、一緒にトランプをします。

 

そして、きつねは申し訳なさそうに、オオカミにお代を請求しますが……。

 

オオカミは「お代」と聞いて、怒ります。

 

オオカミは、きつねのことを本当の友達だと思っていて、ともだちやではなく、きつね自身を呼んだのでした。

 

こうして、きつねとオオカミは一緒に過ごすようになります。

 

オオカミは、きつねに大事な宝物のミニカーをあげます。

 

それから、きつねはお金を取るのはやめて、寂しい思いをしている人のともだちになろうとします。

 

この絵本では、1番の寂しがり屋のきつねが、本当の友達を作るまでが描かれています。

 

最初に、きつねはビジネスとして、誰かの友達になろうとします。

 

しかし、オオカミに出会い、楽しく時を過ごし、本当の友達と認められたことで、その価値観が変わります。

 

本当の友達は、お金では買うことのできない、大切な存在なのです。

 

きつねはそのことをオオカミから教わり、それ以来ともだちやの商売はやめます。

 

本当の友達や友達と楽しく過ごす時間は、お金では買えないものなのです。

 

友達の大切さがわかる一冊です。

 

印象的なことば

 

お、おまえは、ともだちからかねをとるのか。

それがほんとうのともだちか

 

 

オオカミの言葉です。

 

オオカミは、きつねがお金を取ることを知って、怒ります。

 

しかし、それはオオカミがきつねのことを本当の友達だと思っていたからなのです。

 

友達はお金では買えない、お金には変えられないことがわかる言葉です。

 

感想

 

きつねが、本当の友達を見つけるまでの物語です。

 

この絵本を読んで、つくづく友達はお金では買えない、尊い存在だなと思いました。

 

これは絵本ですが、こういった「ともだちや」のようなビジネスは実際にもあるようなことを聞いたことがあります。

 

そのときに、割り切って利用するなら、ある程度需要はあるのだと思うし、悪いことではないと思うのですが。

 

やはり、本当の友達というのは、お金では買えないし、お金や利害関係を超えたものだと思います。

 

長年の信頼関係など、お金では買えないものです。

 

そんなことを改めて、この絵本を読んで考えさせられました。

 

大人にも読んでほしい一冊です。

 

 

 

 

 

 

 

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