死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

うちにかえったガラゴ

『うちにかえったガラゴ』を読みました。

 

 

うちにかえったガラゴ

うちにかえったガラゴ

 

 

 

あらすじ

ガラゴは、旅するカバン屋さん。
いつも右と左で色の違う靴を履いて、カバンを売って歩きます。
ガラゴは、寒いのがとても苦手なため、旅するのはあたたかい季節だけです。
冷たい北風が吹いてきたら……。
 

見どころ

今回の見どころは、寒い季節のあたたかな家です。
ガラゴは旅するカバン屋です。
寒い季節になってきたら、店仕舞いし、雪が降る前に家に帰ります。
ガラゴが家に帰ると、大好きなお風呂の準備を始めます。
お風呂の準備を進めていると、誰かが玄関の扉をトントン叩きます。
ガラゴが扉を開けると……。
そこには、変な動物ではなく、旅する雑貨屋のとらちゃんが立っています。
とらちゃんがお土産を出していると、また誰かがやってきて……と、次から次へと来客がやってきます。
そして、ガラゴはふとお風呂のお湯を出しっぱなしだったことに気付いて……。
急いでお風呂場に行くと、綺麗な泡がすっかり流れてしまっていました。
ガラゴは、みんなに手伝ってもらい、またお風呂の準備をします。
そして、ガラゴがお風呂に入ろうとすると……。
またもや来客です。
ガラゴは、みんなをお風呂に誘い、やっとお風呂に入ります。
ガラゴはあまりにお風呂が気持ちよく、うとうと居眠りを始め、目を覚ますと……。
なんととらちゃんがガラゴの頭を洗ってくれていて、ガラゴはみんなに手伝ってもらいながら、お風呂から上がります。
最後にヤマとゲッコが、ガラゴに目隠しすると、いい匂いがしてきて、ガラゴは匂いにつられて歩いて行くと……。
なんと、ガラゴの前には、美味しそうな晩ご飯が出来上がっています。
さっそくみんなで食べようとすると……。
最後は、お馴染みのふたりがガラゴの家にやってきたのでした。
この絵本では、寒い季節の中、ガラゴのあたたかな家の情景が描かれています。
登場する動物たちが、みんな可愛くて個性的で、愉快です。
そんなユーモラスな彼らとの幸せな時間がぎっしり詰まったガラゴの家は、まさに天国のようです。
誰もがこんな家に遊びに行きたいと思うこと間違いなしです。
とびきりキュートでハッピーな一冊です。
 

印象的なことば

あわがいっぱい おもちゃもいっぱいの
ガラゴのおふろは せかいいちです。

 

ガラゴと仲間たちが大きな泡のお風呂に入る様子が描かれたページにある言葉です。
まさに世界一のお風呂です。
みんなが思い思いに楽しんでいる様子が伝わってきます。
 

感想

あたたかで、楽しいガラゴの家の様子が描かれた絵本です。
島田ゆかさんの絵本は、バムとケロのシリーズが有名ですが、ガラゴの絵本もまた傑作です。
私は、島田さんの描く、家の中が好きです。
バムとケロもそうですが、島田さんの描く家の中は、いつだって温かみがあって、楽しくて、カラフルで、ユーモラスで、リラックスできて、とにかく最高です。
こんな家に住んでみたい、この世界に入ってみたいと、思わずにはいられません。
今回のガラゴの家も最高で、家のインテリアから登場人物まで、見ていて飽きません。
とくに、最後の方に出てくる夕食のシーンが好きです。
カレーと焼きリンゴが本当に美味しそうで、うっとりします。
何度でも読みたい一冊です。
 

 

うちにかえったガラゴ

うちにかえったガラゴ

 

 

 

 

 

 

 

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