もぐらのモリスさんおうちにかえりたい!
『もぐらのモリスさんおうちにかえりたい!』を読みました。
あらすじ
もぐらのモリスさんは、ゴードン・ラッツィの店で働いています。
モリスさんは、一日中忙しくて、すっかり疲れています。
足が痛くて、目も霞み、うちに帰りたくてたまらず……。
見どころ
今回の見どころは、大好きなおうちです。
もぐらのモリスさんは、一日中忙しく働き、疲れ果ててしまいます。
そして、うちに帰りたくてたまらないのですが、そんな時に限ってメガネがどこにもありません。
モリスさんは、帰り道はだいたいわかってるし帰れると思い、穴をもりもり掘っていきます。
そして、穴から飛び出してみると……。
なんと、そこはうさぎのおうちでした。
モリスさんは家を間違えたことを謝り、またもりもり穴を掘ります。
しかし、何度も掘っても違う家に辿り着いてしまい、なかなかおうちに辿り着きません。
モリスさんは、うちが見つからないと叫び、ぐったりしていると……。
いい匂いがしてきて、それがいつものおいしい匂いだとわかります。
そして、ぴょーんと飛び出すと……。
そこは、モリスさんの家族が住むおうちでした。
モリスさんは、家族に温かく迎えられます。
この絵本では、モリスさんがおうちに辿り着くまでがユーモラスに描かれています。
一日中忙しく働くと、誰しも早く家に帰りたいと思いますよね。
そして、家に帰ったときに出迎えてくれる家族がいることは、幸せです。
当たり前のようで、当たり前の幸せではないのです。
モリスさんのように、家族を大切にすることが大事ですね。
印象的なことば
みんなに あいたかった!
モリスさんの言葉です。
家に帰って、家族でテーブルを囲んでいるときに、こう言います。
心からの言葉で、そこには素直な感情があります。
家族思いのモリスさんは素敵ですね。
子どもたちや奥さんも、モリスさんのことが大好きなのが伝わってきます。
感想
イラストが素敵な、もぐらのモリスさんの絵本です。
イラストや絵本のデザインが優れていて、大人でも読んで楽しめます。
もぐらのモリスさんをはじめ、さまざまな動物たちが登場するのもポイントです。
モリスさんが、一生懸命で家族思いで、少しずっこけているのが、なんとも可愛くて、何度も読み返したくなります。
こんな優しい旦那さんだったら素敵ですね。
また、配色のセンスもオシャレで、見ていて飽きません。
大人も楽しめる一冊です。