死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

どうぞのいす

『どうぞのいす』を読みました。

 

 

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

 

 

あらすじ

うさぎさんは、小さないすを作ります。
うさぎさんは作ったしるしに、いすに短いしっぽをつけます。
いすをどこへ置こうか考えると、いい考えが浮かんできます。
うさぎさんは、立て札をひとつ作り……。
 

見どころ

今回の見どころは、思いやりの心です。
うさぎさんは、いすを作ります。
そして、「どうぞのいす」と書かれた立て札も作り、いすと立て札を大きな木の下に置きます。
そこに、ろばさんがやってきます。
いすを見て、なんて親切ないすだろうと思い、いすに拾ったどんぐりのカゴを置いて、大きな木の下でお昼寝をします。
そこへ、くまさんがやってきて、どうぞのいすに置かれたどんぐりを全部食べてしまいます。
後の人にお気の毒なので、くまさんは、代わりにハチミツの瓶をカゴに入れていきます。
この後も、きつねさん、りすさんたちと、次々に動物が現れては、いすに置かれた食べ物を食べ、代わりの食べ物を置いていきます。
お昼寝から目覚めたろばさんは、カゴに入った栗を見て、びっくりします……。
この絵本では、動物たちの思いやりの心の連鎖が描かれています。
はじめに、うさぎさんが思いやりの気持ちを込めて、どうぞのいすを設置します。
それから、動物が入れ替わり立ち替わりやってきて、どうぞのいすにある食べ物を食べ、次の人のために思いやりを持って、代わりの食べ物を置いていきます。
誰かひとりでも思いやりの心が欠けていれば、この物語は進行しません。
みんなが思いやりの心を持っていたからこそのお話です。
こんな風に、思いやりの心を持って、日々を過ごしたいものです。
 

印象的なことば

でも からっぽに してしまっては あとの ひとに おきのどく。
どうぞのいすに置かれた食べ物を食べた動物たちが、口々に言う言葉です。
全部食べてしまっても、ちゃんと後の人のことも考えている、心優しい動物たちです。
 

感想

かわいいうさぎさんのイラストが表紙の有名な絵本です。
本屋さんに行くと、絵本のコーナーでよく見かけます。
表紙のうさぎさんがかわいくて、印象に残っていました。
動物たちの思いやりの気持ちに癒される物語です。
実際の世界でも、こんな風に思いやりの気持ちを持ちたいなと感じました。
子どもと大人両方におすすめの絵本です。
 

 

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

 

 

 

 

 

 

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