死ぬまでに読みたい絵本

子供と大人両方に読んでほしいけれど、特に大人が楽しめる、そんな絵本などを紹介するブログです。

その手に1本の苗木を

『その手に1本の苗木を』を読みました。

 

その手に1本の苗木を―マータイさんのものがたり (児童図書館・絵本の部屋)

その手に1本の苗木を―マータイさんのものがたり (児童図書館・絵本の部屋)

 

 

あらすじ

 

女の子の名前は、ワンガリ・マータイ

 

生まれ育ったのは、ケニアの小高い山々が連なる農村でした。

 

大地は緑で覆われ、川には澄みきった水とたくさんの魚が泳いでいました。

 

マータイさんは、20歳になると、アメリカの大学に留学します。

 

そして、5年後に帰国すると……。

 

ノーベル平和賞を受賞したマータイさんの伝記作品です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、マータイさんの情熱と行動力です。

 

マータイさんは、自然が豊かなケニアの農村で生まれ育ちます。

 

その後、20歳のときに、アメリカの大学に留学します。

 

マータイさんは、生物学を研究し、学んだことを故郷のために役立てたいと思っていました。

 

しかし、5年後に帰国すると、ケニアの風景は大きく変わっていました。

 

自然は少なくなり、人々も体が弱くなっていました。

 

マータイさんは、不満を訴える女性たちに、熱心に呼びかけました。

 

彼女は、簡単にできて、大きな意味のあるアイディアを考えていました。

 

それは、木を植えることでした。

 

彼女は、みんなに木の育て方を教えます。

 

女性たちは、誇りを持って木を植える作業に取り組みました。

 

次第に、その成果が現れはじめ、森は再び広がります。

 

一緒に働くことによって、人々の心もひとつになりました。

 

そして、マータイさんは、学校や刑務所の囚人、軍隊の兵士にまで、苗木を贈りました。

 

マータイさんが木を植える運動を始めてから、30年が経ちました。

 

植樹運動は、今も続いています。

 

この絵本では、情熱を持った環境保護運動家のマータイさんが、環境や人々を変えていく姿が描かれています。

 

マータイさんは、植樹運動を広めましたが、それは簡単なことではありません。

 

彼女の故郷のために環境を良くしたいという情熱や人並み外れた行動力は、やはり凄いことだと思います。

 

ここまではできなくても、マータイさんの情熱と行動力を見習って、自分にできることを考えたくなる一冊です。

 

印象的なことば

 

みなさん、どうして木を植えないの?

 

マータイさんの言葉です。

 

シンプルながらも、胸に響く言葉ですね。

 

できることをやろうというマータイさんの情熱を感じます。

 

感想

 

ワンガリ・マータイさんの伝記作品です。

 

「モッタイナイ」という日本語を、世界に広めたマータイさんのことは、以前からテレビのニュースを見て、知っていました。

 

そんな彼女の絵本があることを知り、興味を持ったので、今回この絵本を選びました。

 

マータイさんの活動がわかりやすく描かれていて、とても勉強になりました。

 

改めて、彼女の情熱や行動力に脱帽です。

 

あとがきに、柳田邦男さんがマータイさんのことを、「信念と忍耐と勇気の人」と表現されていましたが、本当にその通りだと思います。

 

この絵本が出版されてから、約10年が経ちますが、これからも読み継がれてほしい絵本です。

 

特に、子どもや若い読書に読んでほしい一冊です。

 

 

その手に1本の苗木を―マータイさんのものがたり (児童図書館・絵本の部屋)

その手に1本の苗木を―マータイさんのものがたり (児童図書館・絵本の部屋)

 

 

 

 

 

 

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【映画公開中】ピーターラビットの絵本の世界

今回は、現在映画も公開されている、「ピーターラビット」の世界を、絵本をメインにご紹介したいと思います。

 

 

 

ピーターラビットやその絵本シリーズは、有名なので、ほとんどの方がご存知だと思います。

 

念のため、ピーターラビットは、ビアトリクス・ポターが生み出した、絵本のキャラクターです。

 

ピーターラビットの絵本を、子どもの頃読んだことがある方は、たくさんいると思います。

 

私も、子どもの頃にピーターラビットの絵本を読んだ記憶があります。

 

可愛らしい動物や美しい自然のイラスト、さらに楽しいストーリーは、読者の心をつかんで離しません。

 

ピーターラビットは子どもから大人まで愛されていて、関連書籍や商品などもたくさん出ています。

 

そこで、今回は、子どもから大人まで楽しめる3冊をご紹介したいと思います。

 

ピーターラビットの絵本3冊

 

 

ピーターラビットのおはなし

 

 

ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1)

ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1)

 

 

 

ピーターラビットの絵本の第1集に収められている、おはなしです。

 

ピーターラビットを初めて読む方には、まずおすすめしたいのがこちらです。

 

いたずら好きのピーターが、マクレガーさんの畑で逃げ回る様子が描かれたおはなしです。

 

ピーターラビットの性格や日常が、よくわかる一冊です。

 

サイズはかなりコンパクトで、持ち運びにも便利です。

 

イラストがとても可愛くて、心が温まります。

 

 

こねこのトムのおはなし

 

こねこのトムのおはなし (ピーターラビットの絵本 4)

こねこのトムのおはなし (ピーターラビットの絵本 4)

 

 

 

 

猫好きな方は必見の、「こねこのトムのおはなし」です。

 

ピーターラビットの絵本の第2集の4巻目にあたるおはなしです。

 

このおはなしには、ピーターは出てきませんが、かわいいこねこのトムや妹たちが出てくるので、見ていて飽きません。

 

お母さんねこのタビタさんが、お茶の会を開く準備をしているのですが、やんちゃなこねこたちがいたずらをしたり、ふざけたりするおはなしです。

 

こねこたちが可愛すぎて、ずっと眺めていたくなります。

 

ポターがこの本を書き始めたのが、湖水地方のソーリー村にある、ヒルトップ農場を購入してから1年経った頃だそうです。

 

この本では、そんなヒルトップ農場の家と庭が、そっくりそのまま描かれているそうです。

 

 

ピーターラビットクリスマスのおはなし

 

 

 

 

こちらは、ポターの絵本ではなく、エマ・トンプソンの物語と、エレノア・テイラーのイラストが織りなす、新しいピーターラビットの絵本です。

 

ピーターラビットといとこのベンジャミン・バニーが登場する、クリスマスのおはなしになっています。

 

ピーターラビットの絵本でおなじみの、マクレガーさんも出てきます。

 

イラストも可愛くて、ストーリーも面白いので、新たなピーターラビットの絵本として、十分に楽しめます。

 

クリスマスシーズンに読みたい一冊です。

 

 

ピーターラビットの映画

 

現在公開中の映画『ピーターラビット』ですが、アニメではなく実写版で、ピーターが歌ったり踊ったりもするようです。

 

とても面白そうで、今から観るのが楽しみです。

 

映画のオフィシャルサイトはこちらです。

 

www.peterrabbit-movie.jp

 

 

 

ピーターラビットに関する映画は、過去にもありました。

 

ミス・ポター』という映画で、ビアトリクス・ポターの伝記映画になっています。

 

 

ミス・ポター [DVD]

ミス・ポター [DVD]

 

 

 

私はまだ見ていないのですが、評価の高い映画だそうです。

 

 

ピーターラビットのカフェ

 

最後に、ピーターラビットのカフェが都内にあるそうなので、ご紹介します。

 

ピーターラビットガーデンカフェ」といって、自由が丘に本店があります。

 

www.peterrabbit-japan.com

 

オリジナルメニューも美味しそうで、英国好きの私としては是非行ってみたいお店です。

 

映画を観る前や観た後は、是非こちらでお食事を楽しんではいかがでしょうか。

 

 

子どもから大人まで楽しめるピーターラビットの世界。

 

絵本や映画、またはカフェで、是非楽しんでくださいね。

 

 

 

 

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でも、わたし生きていくわ

『でも、わたし生きていくわ』を読みました。

 

でも、わたし生きていくわ

でも、わたし生きていくわ

 

 

あらすじ

 

7歳の少女ネリーは、突然の両親の死で、兄弟と離れて暮らすことになります。

 

身を寄せた先では、あたたかく迎えられます。

 

そして、週末には兄弟3人で一緒に過ごします。

 

悲しみは消えなくても、ネリーはまわりの人々に支えられて……。

 

事故で両親を亡くしても、周囲に支えられながら暮らす少女の物語です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、悲しみを乗り越えて生きることです。

 

ネリーは両親を事故で亡くしますが、新しい環境に適応しながら、暮らします。

 

本当は辛い状況だと思いますが、まわりのサポートや人との繋がりのお陰で、ネリーは楽しく暮らしています。

 

勿論、両親を亡くした悲しみは消えませんが、それ以上にまわりの人々の愛情があるからこそ、生きていけるのだと思います。

 

ネリーは、大事な両親を亡くしましたが、ネリーの人生はこれからも続いていきます。

 

そんなときに、必要なのは、やはりまわりのサポートや愛情だと思います。

 

幸いなことに、ネリーの周囲は、愛に溢れていて、ネリーは楽しく過ごせているようです。

 

また、ネリー自身も、前を向いて生きているので、悲しみを全て消すことは無理でも、幸せを感じることはできるのです。

 

最後のページでは、ネリーが大人になったら、子どものたくさんいる家庭にしたい、とあります。

 

ネリー自身が人との繋がりで救われたからこそ、ネリーもそんな場を作りたいと思うのではないでしょうか。

 

前向きで素敵な夢だと思います。

 

生きる力に感動する絵本です。

 

印象的なことば

 

悲しみは消えないけれど、

いま、わたしは、しあわせ。

 

 

ネリーの言葉です。

 

両親を亡くした悲しみは消えませんが、まわりの人々に支えられながら暮らすネリー。

 

環境がいいこともありますが、ネリーの心の強さや豊かさが感じられる言葉です。

 

感想

 

両親を亡くした少女が、成長していく絵本です。

 

この絵本の核にあるのは、強い生命力と愛情だと思います。

 

辛いことがあっても、「生きていく」という姿勢が伝わってきます。

 

また、まわりの愛情や人との繋がりの大切さを、改めて感じました。

 

人はひとりでは生きていけないものです。

 

まわりのサポートや愛情があってこそ、生きていくことができます。

 

たくさんの人に読んでほしい絵本です。

 

 

でも、わたし生きていくわ

でも、わたし生きていくわ

 

 

 

 

 

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【児童書】レモンの図書室

『レモンの図書室』を読みました。

 

レモンの図書室 (児童単行本)

レモンの図書室 (児童単行本)

 

 

今回から、絵本だけでなく、児童書も少しずつ紹介していきたいと思います。

 

記念すべき第1回目は、『レモンの図書室』です。

 

あらすじ

 

母親を病気でなくし、学校でもいつもひとりぼっちだったカリプソ

 

しかし、メイという新しい友達ができて、次第に孤独ではなくなります。

 

どこか、常にひとりでも大丈夫なように、強い心を持たなきゃと思うカリプソ

 

それでも、趣味の合う親友ができたおかげで、その生活は一変し、楽しいものになります。

 

意気投合したふたりは、お互い本好きなこともあり、一緒に小説を書くということになります。

 

ふたりは、メイの家にある小屋を改造して、秘密基地を作ります。

 

カリプソはメイの家に頻繁に行くようになり、メイの家族のあたたかさに触れます。

 

そして、ふたりは秘密基地で、小説を書きます。

 

その後、書いた小説を、少しだけサイトに投稿すると……。

 

読みどころ

 

今回の読みどころは、親友の存在と親子の絆です。

 

母親を亡くし、父親と二人暮らしのカリプソは、周りに対して心を閉ざして暮らしていました。

 

しかし、転校生のメイの存在によって、その世界は一変します。

 

ふたりは本が好きで、いつのまにか自然と友達になり、親友にまでなります。

 

カリプソの世界は、一気に楽しく輝いたものになり、カリプソの固く閉ざされた心も、次第に開かれていきます。

 

その後、いくつもの厳しい試練がカリプソに訪れます。

 

それらは、子どもにとっては、かなり厳しいものです。

 

しかし、親友の存在があったからこそ、カリプソは必死に問題を解決して、困難な状況を乗り切ろうと頑張ります。

 

メイの存在は、カリプソにたくさんのポジティブなパワーを与えてくれていると思います。

 

親友の存在は、かけがえのないものです。

 

カリプソとメイの会話は、本の話で溢れています。

 

作品の中でも、様々な本の名前が出てきます。

 

それらは、子ども向けの本から、大人が読む本まで様々です。

 

本好きの方なら、思わずニヤリとしてしまうと思います。

 

ふたりの意気投合した姿を、文章で読むことで、子ども時代の親友を思い出す方もいるかもしれません。

 

また、本書で見逃せないのが、親子の絆です。

 

この作品では、お父さんが課題を抱えていて、大変なことになってしまうのですが、娘のカリプソは、心理的な葛藤がありながらも、お父さんを見放さず、お父さんを支えます。

 

また、カリプソのお母さんは、病気で亡くなってしまっているのですが、お母さんの影響やお母さんへの思いは消えることなく、全編を通してずっと作品の中心にあります。

 

普通の幸せな家庭とは違うかもしれませんが、彼らなりのやり方で、しっかりと親子が絆で繋がっていて、本当に心打たれます。

 

親友や周りの人の存在のあたたかさを感じるとともに、カリプソの生きる力に感動する作品です。

 

感想

 

『レモンの図書室』というタイトルを聞いて、イメージしていた内容が、実際本書を読んでみると、いい意味で裏切られました。

 

きれいな図書室が出てくるような、ふわふわした物語かと思いましたが、全く違いました。

 

もっとリアルで、面白くて、同時に悲しみや切なさも感じることができる本でした。

 

正直、驚きました。

 

最後の方は、泣いてしまいました。

 

子どもも読める作品ですが、大人も十分に楽しめる作品です。

 

途中、辛い場面もあるのですが、主人公の親友の存在や本の話、個性豊かな登場人物など、救いもあるので、読み進められます。

 

児童書を読んだのはかなり久しぶりだったのですが、ちゃんと内容も現代にアップデートされていて、進化していました。

 

現代的な要素を散りばめつつ、普遍的な親友や家族などの要素が中心にあり、読み応えのある作品です。

 

主人公のカリプソは、本をよく読んでいるからか、または境遇や環境のためか、周りよりも大人びた考え方や性格です。

 

しかし、彼女はまだ子どもなので、そういった子どもと大人の間で揺れ動く心情も、読み応えがあります。

 

本が好きな人も、そうでない人にも読んでほしい作品です。

 

 

レモンの図書室 (児童単行本)

レモンの図書室 (児童単行本)

 

 

 

読書案内

 

本書では、色々な本のタイトルが出てきます。

 

本書の巻末に「カリプソの読書案内」という、本書に登場する本のリストがあります。

 

ここでは、その中でも特に重要だと思われる本を紹介したいと思います。

 

赤毛のアン

 

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

 

 

カリプソが好きな本です。

 

アンネの日記

 

増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)

増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)

 

 

メイがカリプソに教えた本です。

 

この他にもたくさんの本が載っていますので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

 

 

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おとうさんのちず

『おとうさんのちず』を読みました。

 

おとうさんのちず

おとうさんのちず

 

 

あらすじ

 

戦争で故郷を追われた僕たちが辿り着いたのは、東の国でした。

 

僕たちは、食料は乏しく、土をかためた床の上で眠る毎日を送ります。

 

そんなあるとき、お父さんは……。

 

辛い状況でも、豊かに生きるヒントがある絵本です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、辛い環境でも豊かに生きる方法です。

 

戦争で故郷を追われた一家は、東の国にやってきます。

 

少年と家族は、小さな部屋でよその夫婦と一緒に暮らすことになります。

 

ある日のこと、お父さんがパンを買いに市場へ出かけます。

 

しかし、お父さんは夕方になっても、帰ってきません。

 

日が暮れる頃、ようやくお父さんが帰ってきます。

 

お父さんは、パンではなく、地図を買ってきました。

 

お母さんは辛そうで、少年は怒ります。

 

同じ部屋の夫婦が食事をする中、少年はすっぽり布団をかぶります。

 

次の日、お父さんは壁に地図を貼ります。

 

地図を貼ると、暗い部屋に色が溢れます。

 

少年はうっとりして、地図を眺めたり、運良く紙が手に入れば、書き写したりします。

 

また、少年は、地名で詩を作って、魔法の呪文のように唱えます。

 

すると、狭い部屋にいても、心は遠くへ飛んでいけます。

 

少年は、様々な場所をイメージし、楽しみます。

 

地図のおかげで、少年はひもじさも忘れ、魔法のような時間を過ごします。

 

最初は、パンではなく地図を買ってきたお父さんに対して、怒った少年でしたが、最後はお父さんが正しいことがわかります。

 

辛い環境でも、工夫してこころ豊かに暮らすことはできるのです。

 

ひもじくても、心が豊かであれば、多少つらくても生きていける。

 

そんなことを、実感できる絵本です。

 

印象的なことば

 

ぼくは、パンをかわなかったおとうさんをゆるした。

やっぱりおとうさんはただしかったのだ。

 

 

少年の言葉です。

 

パンではなく、地図を買ったお父さん。

 

最初は、それに対し怒った少年でしたが、あとからそれがこころ豊かに暮らす知恵であったことに気が付きます。

 

感想

 

お父さんの地図をめぐる、物語です。

 

この絵本は、作者の自伝的なストーリーのようです。

 

貧しい中でも、地図に夢中になり、こころ豊かに暮らし、絵本作家にまでなった彼の凄さを改めて感じました。

 

この絵本では、当時の地図の記憶を辿って、コラージュ、ペンとインク、水彩を使って再現されています。

 

カラフルなイラストは、少年の心の豊かさや、想像力の豊かさを感じさせます。

 

本来であればとても辛い状況であるのに、たくましく暮らす家族に、胸を打たれました。

 

子どもだけでなく、大人にもオススメな絵本です。

 

 

おとうさんのちず

おとうさんのちず

 

 

 

 

 

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水曜日の本屋さん

『水曜日の本屋さん』を読みました。

 

水曜日の本屋さん

水曜日の本屋さん

  • 作者: シルヴィネーマン,オリヴィエタレック,Sylvie Neeman,Olivier Tallec,平岡敦
  • 出版社/メーカー: 光村教育図書
  • 発売日: 2009/11/01
  • メディア: 大型本
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

 

あらすじ

 

水曜日は学校がお休みです。

 

そのため、わたしはいつも本屋さんへ行きます。

 

すると、あのおじさんもきまって店にきて……。

 

素敵な本屋さんの物語です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、素敵な本屋さんです。

 

女の子は、水曜日は学校がお休みなので、本屋さんへ行きます。

 

すると、おじいさんもいつも本屋さんに来ます。

 

女の子は絵本が好きですが、おじいさんは分厚い戦争の本をじっくりと読みます。

 

しかし、おじいさんはその本を買わずに、本が売れてしまわないか心配そうにしています。

 

ある水曜日、女の子はいつまでも本屋さんにいますが、おじいさんはなかなか現れません。

 

その後、おじいさんがやってきて、女の子はおじいさんに会うことができます。

 

おじいさんは、またいつもの本を買わずに、店を出ます。

 

女の子は、好きな本なのにどうして買わないのか、疑問に思います。

 

もうすぐ冬休みになり、本屋のお姉さんは、店の中やショーウィンドウに、クリスマスの飾り付けをします。

 

クリスマスまであと3日となった頃、おじいさんは店に入りますが、お目当ての本が見つかりません。

 

女の子は、近寄って一緒に探しますが、見つかりません。

 

女の子は、代わりに絵本を勧めます。

 

そこに、本屋のお姉さんがやってきて、「マルヌの戦いについての本をお探しですか?」と尋ねます。

 

おじいさんは、「そうなんです」と言います。

 

すると、お姉さんは、今朝その本がクリスマスのプレゼントとして売れたことを告げます。

 

おじいさんが帰ろうとしたとき、お姉さんは包みをおじいさんに差し出します。

 

お姉さんは、クリスマスプレゼントだと言います。

 

お姉さんは、にっこり微笑みながら、「たまには顔を見せてくださいね」と付け加えます。

 

おじいさんもにっこりして、軽々と包みをかかえて帰っていきます。

 

この絵本では、本屋さんを舞台に人々の交流が描かれています。

 

最後まで、おじいさんが本を買わなかった明確な理由は出てきません。

 

恐らく、おじいさんは本屋の空気や本屋にいる人々が好きで、いつも本屋で本を読んでいたのだと思います。

 

買ってしまったら、本屋に行く用事がなくなってしまうからです。

 

そんなおじいさんのことを見ていた本屋のお姉さんは、おじいさんに本をプレゼントし、たまには顔を見せてくださいねと付け加えます。

 

素敵な本屋さんだと思います。

 

女の子も、そんな本屋さんが大好きなのでしょう。

 

こんな本屋さんがあったらいいなと思う一冊です。

 

印象的なことば

 

でも、たまには顔をみせてくださいね

 

本屋のお姉さんの言葉です。

 

おじいさんに、本のプレゼントをした後、こう言います。

 

心優しい本屋のお姉さんの人柄が伝わります。

 

感想

 

本屋さんでの交流が描かれた絵本です。

 

タイトルも素敵で、思わず手に取った絵本です。

 

中身も、素敵なお話でした。

 

本屋さんの雰囲気が好きな方には、特におススメです。

 

小さな雰囲気のある本屋さんで、こんな本屋さんに行ってみたいなと思います。

 

イラストもオシャレで、本好きな友人にプレゼントしたくなります。

 

本が好きな人にオススメな一冊です。

 

 

水曜日の本屋さん

水曜日の本屋さん

  • 作者: シルヴィネーマン,オリヴィエタレック,Sylvie Neeman,Olivier Tallec,平岡敦
  • 出版社/メーカー: 光村教育図書
  • 発売日: 2009/11/01
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ゼロ年代+の絵本【2008年】

GWも後半戦ですね!

 

この前行ってきた絵本関連の展覧会で、5月7日までやっているものがあるので、まだの方はぜひ行ってみて下さいね。

 

 

ehon0016.hatenablog.com

 

 

ゼロ年代+の絵本の企画も、もう少しで終わりに近づいてきました。

 

しかし、まだまだ名作はたくさんあるので、最後までお付き合い下さい。

 

それでは、今回はゼロ年代+の絵本の第9回目「2008年版」です。

 

また、ゼロ年代+の絵本の企画概要などは、こちらです。

 

 

ehon0016.hatenablog.com

 

それでは、2008年版スタートです!

 

 

 

①あたらしいともだち

 

ehon0016.hatenablog.com

 

ひとりぼっちだった少年が、友達と大成功するまでが描かれた絵本です。

 

 

エゾオオカミ物語

 

ehon0016.hatenablog.com

 

オオカミや自然について描かれた絵本です。迫力のある一冊になっています。

 

 

③くまとやまねこ

 

ehon0016.hatenablog.com

 

友達をなくしたくまが、再び友達を作るまでの、再生の物語です。

 

 

④この世でいちばんすばらしい馬

 

 

ehon0016.hatenablog.com

 

ハン・ガンと彼の描く馬の不思議な物語です。

 

 

⑤死神さんとアヒルさん

 

 

ehon0016.hatenablog.com

 

生と死について、考えるときのヒントになる一冊です。

 

 

⑥ちいさなあなたへ

 

 

ehon0016.hatenablog.com

 

子どもの成長を見守るお母さんの気持ちが描かれた絵本です。

 

 

つみきのいえ

 

 

ehon0016.hatenablog.com

 

おじいさんの幸福な思い出が詰まった物語です。

 

 

⑧なぜ戦争はよくないか

 

ehon0016.hatenablog.com

 

なぜ戦争はよくないのか、力強い言葉と絵で描かれた作品です。

 

 

⑨にいさん

 

ehon0016.hatenablog.com

 

弟のテオの視点で語られる、画家の人生が描かれた物語です。

 

 

⑩ぼくのかえりみち

 

ehon0016.hatenablog.com

 

 

ちょっとした冒険の気分が味わえる一冊です。

 

 

ベスト作品発表

 

2008年も、個性豊かな作品が揃っています。

 

海外作品と国内作品のそれぞれで、ベスト作品を決めたいと思います。

 

海外作品では、『ちいさなあなたへ』が第一位です。

 

子どもの成長をあたたかく見守る、お母さんの気持ちが表現された、贈り物にぴったりな一冊です。

 

また、国内作品では『にいさん』が第一位です。

 

いせひでこさんは好きな絵本作家さんのひとりなのですが、この絵本は私にとって特別な一冊です。

 

なぜなら、この絵本では、画家のゴッホが描かれているからです。

 

私は、美術が好きなのですが、画家の中でも特にゴッホが好きなのです。

 

ゴッホの人生が題材になっている以上に、この絵本のクオリティ自体が素晴らしくて、ゴッホのファンでなくても、多くの方に読んでほしい一冊です。

 

私にとって、欠かせない一冊です。

 

 

2008年の傾向

 

2008年の傾向としては、メッセージ性の強い作品が多めだということです。

 

メッセージ性が強く、新しいタイプの絵本が現われているように思います。

 

2008年と言うと、ちょうど10年前になりますね。

 

しかし、10年経ってもその輝きは色褪せません。

 

特にメッセージ性の強い作品として、『なぜ戦争はよくないか』が挙げられます。

 

戦争の恐ろしさが、力強い言葉と絵で描かれた作品です。

 

この作品は、子どもから大人まで、多くの方に読んでほしいです。

 

一方で、王道の作品も見受けられます。

 

『くまとやまねこ』や『ちいさなあなたへ』は、絵本の王道を行く作品だと思います。

 

10年経った今読んでも、色褪せない定番作品となっています。

 

以上が、ゼロ年代+の絵本の2008年版でした。

 

気になった絵本がありましたら、ぜひ読んでみてください。

 

あなたの心の一冊が見つかれば幸いです。

 

 

 

  

 

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