『ねぇ、どれがいい?』を読みました。
あらすじ
もしも、君の家の周りが変わるとしたら、洪水と大雪と、ジャングルとどれがいい?
もし、ぞうにお風呂のお湯を飲まれちゃう、ワシにご飯を食べられちゃう、豚に服を着られちゃう……。
次々と出される究極の選択に、悩んだり笑ったりしながら読み進められる一冊です。
見どころ
今回の見どころは、究極の選択です。
この絵本では、究極の質問が、いくつもあります。
もし……という言葉で始まる通り、もしこうだったらという空想での質問になっています。
絵本の中の、質問とイラストがどれもおかしくて、最後まで楽しく読めます。
あり得そうなものから、現実ではあり得ないものまで、バラエティ豊かな質問や選択肢があります。
この絵本には、答えはありません。
読者の皆さんが、考えたり、選んだりすることが、この絵本の醍醐味なのです。
これは、子どもはもちろん、大人も楽しく読める絵本です。
みんなでも、ひとりでも、究極の選択に挑戦してみませんか?
印象的なことば
そんなことより、もしかして ほんとうは、もう じぶんの ベッドで ねむりたい?
最後のページの言葉です。
究極の選択が続いた後、最後にこの言葉が出てくることで、絵本は締めくくられます。
読者は、この言葉で現実に引き戻されるかもしれません。
感想
タイトルの通り、どれがいいかを考えたり、選んだりする絵本です。
子どもたちがみんなでワイワイ読むのもよし、大人が読むのも面白い一冊です。
この絵本に出てくる質問は、現実の世界、特に大人の日常では、聞かれることがほとんどないものです。
だからこそ、この絵本を読むと、時間を忘れるような楽しさがあります。
私が好きな質問は、お城で食事か、気球で朝ごはん、川でおやつ……というのが1番好きです。
どれも、楽しそうで、優雅で、全部やってみたいと思ってしまいます。
子どもから大人まで、熱中してしまう一冊です。