『おやすみなさいフランシス』を読みました。
- 作者: ラッセル・ホーバン,ガース・ウイリアムズ,まつおかきょうこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1966/07/01
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 23回
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あらすじ
7時になりました。
フランシスの寝る時間です。
お母さんとお父さんは、フランシスに寝る時間だと言います。
フランシスは、ミルクがほしいと言い……。
フランシスが眠るまでの出来事が描かれた絵本です。
見どころ
今回の見どころは、眠れない時間です。
7時になったので、フランシスは眠らなければなりません。
フランシスは、ミルクを飲み、両親におやすみなさいのキスをしてもらいます。
しかし、フランシスは、ベッドに入っても、眠れません。
そこで、自作の歌を歌うことにします。
そこで、とらが気になりだし、部屋にとらがいるような気がしてきます。
両親にそのことを言いますが、両親はフランシスに眠るように言います。
部屋に戻ると、今度は大男がいるように見えます。
その後も、フランシスは次から次へと、色んなことが気になり出して、結局なかなか眠れません。
また、その度に両親のいる部屋へ行き、寝るように言われます。
色々なことが気になりすぎて、疲れたフランシスは、ようやく眠ります。
この絵本では、フランシスが眠るまでの出来事が描かれています。
子どもの頃、もしくは大人になってからも、このような眠れない時間を過ごしたことのある方は多いと思います。
そのときに、色々考えごとをしたりすると、何かひとつ気になり、さらに色々なことが気になり出すものですよね。
そんなリアルな日常が、可愛らしく表現されています。
フランシスは、初めはあまり疲れていませんでしたが、色々なことが気になってしまったおかげで、疲れて眠ることができました。
やはり、疲れたタイミングで、寝るのが一番いいのでしょう。
とくに子どもは、元気なので、疲れていないと、なかなか眠れないものです。
子どもも大人もつい共感してしまう絵本です。
印象的なことば
あれはただのがで、がのしごとをしているだけよね。
かぜとおんなじだわ。
バタンバタンいわすのが、がのしごとで、
あたしのしごとはねむること
フランシスの言葉です。
色々と気になることがあったけど、それはそれぞれの仕事をしてるだけ。
そして、私の仕事は、眠ること。
この言葉は、眠れないときに思い出すと、すぐに眠れそうですね。
感想
フランシスと家族が、眠るまでが描かれた絵本です。
昔からある名作で、私も小さい頃に、読んだような気がします。
大人になって読むと、また違う印象や気付きがあります。
あなぐまだと思われる、フランシスや両親が可愛くて、色褪せない魅力があります。
子どもの頃、こういった眠れないときがあったなと、思い出しました。
今でも、眠れないときはたまにありますが、子どものときのようにどうしても眠らなければならないという気持ちはないので、だいぶ楽になりました。
眠れない夜に、この絵本を読んでみるのもいいかもしれませんね。
眠れない夜のお供に、いかがでしょうか。
- 作者: ラッセル・ホーバン,ガース・ウイリアムズ,まつおかきょうこ
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