今回は、ゼロ年代プラスの絵本の番外編です。
これが、この企画の最終回になります。
ゼロ年代の絵本は、ひと通り紹介し終わったのですが、この企画のタイトルをよく見てください。
「プラス」とありますよね。
このプラスは、3.11以降の絵本もご紹介するために、付けたものでした。
2011年3月11に、東日本大震災が起こりました。
その後、3.11を題材にした、或いは影響を受けた絵本がたくさん出版されました。
あれから、7年以上経ったいま、改めて3.11以降の絵本を振り返って、ご紹介したいと思います。
3.11以降の絵本5冊
①あさになったのでまどをあけますよ
日常の美しさが描かれた一冊です。
②かあさんのこもりうた
かあさんのこもりうたにまつわる、感動の物語です。
③あのひのこと
3.11が少年の目線で描かれた作品です。
④かぜのでんわ
実際にある「風の電話」を題材にした、感動の絵本です。
⑤タンポポ あの日をわすれないで
東日本大震災が描かれた、子どもたちの友情についての絵本です。
感想
以上が、3.11以降の絵本でした。
同じできごとを扱っていても、その視点や切り口は、作家さんごとに異なります。
それが、絵本の表現の可能性であり、絵本の素晴らしさでもあります。
絵本には、それぞれ様々な視点やメッセージ、或いは問題提起などが詰まっています。
それを感じることができる5冊だったと思います。
この他にも、3.11にまつわる絵本はまだまだあるので、興味のある方は是非探して読んでみてください。
私たちは、あの日のできごとを忘れません。
これからも、忘れないでしょう。
こういった絵本があることで、次の世代にも、あのできごとを伝えることができます。
絵本は、語り継ぐことのできる、有効な手段でもあります。
子どもや大人に関わらず、多くの方が、こういった絵本を読むことを願います。