『ひみつのカレーライス』を読みました。
あらすじ
フミオの家族は、カレーライスが大好きです。
今日もみんなでおいしく食べています。
そのとき、フミオの口の中から、小さな黒い粒がでてきて……。
カレーのたねをめぐる、不思議な物語です。
見どころ
今回の見どころは、カレーライスへの愛情です。
フミオの家族は、カレーライスが大好きです。
ある日、みんなでカレーライスを食べていると、フミオの口からカレーのたねがでてきます。
それから、お父さんは庭にカレーのたねをうめて、家族みんなでカレーの木を育てます。
やがて、カレーの木は、おさらのはっぱや福神漬けの花が実ります。
そして、家族みんなで一生懸命世話をしたおかげで、ついにカレーの実とライスの実ができます。
フミオの家族は、実を収穫し、カレーを食べることにします。
そこに、街じゅうの人が飛び込んできて、みんなでカレーライスを食べることになります。
この絵本では、カレーライスが大好きな家族が、カレーの木を育てる様子が描かれています。
そこには、カレーに対する愛情が詰まっています。
カレーの木の世話をする、家族のみんながとても楽しそうです。
また、カレーの木は発想が面白く、登場するカレーもおいしそうで、作者の方もカレー好きなのではないかと思います。
カレーライスに対する愛情が詰まった一冊です。
印象的なことば
うむむむ、よろしい!
きょうだけ、うちはカレー屋さんです!
お父さんの言葉です。
街の人々が、カレーライスを食べさせてほしいと、やってきたときに、お父さんはこう言います。
もしかしたら、本当は家族だけで楽しみたかったのかもしれません。
しかし、お父さんは優しい心の持ち主で、みんなにカレーを分けてあげます。
感想
カレーが大好きな家族が繰り広げる、カレーの木のお話です。
表紙に、画面いっぱいにカレーが描かれていて、とてもおいしそうなので、思わず手に取りました。
この絵本に登場するカレーは、日本の家庭の正統派なカレーライスで、本当においしそうです。
カレーの木は、とてもユニークで、面白いなと感じました。
こんな木があったら、いいのにと思います。
また、家族の仲の良さも伝わってきて、心が温まります。
カレー好きにはたまらない絵本です。