ぼくのかえりみち
『ぼくのかえりみち』を読みました。
あらすじ
ある日の帰り道、そらくんは道の曲がり角で、止まってつぶやきます。
そらくんは、今日は道路にある白い線の上を歩いて帰ろうと決めます。
線は、道の向こうまでずっと続いています……。
ちょっとした冒険の気分が味わえる一冊です。
見どころ
今回の見どころは、いつもと違う帰り道です。
この絵本では、そらくんが学校から家に帰るまでが描かれています。
そらくんは、白い線の上を歩いて帰ろうと決めます。
すると、いつも普通に帰っている道と、違うように見え、冒険のような気分を味わえます。
そらくんのように、白い線の上を歩いた人は意外といるのではないでしょうか。
私も小さい頃に、白い線の上を歩いて帰ったことがあったように思います。
ただずっと続いているように見える白い線も、よく見てみると途切れていたり、障害物があったり、意外と歩き続けるのが難しいのです。
まるで、ゲームの世界に入り込んだような、面白さがあります。
読んでいると、懐かしさが味わえる絵本です。
印象的なことば
きょうは、このしろいせんのうえをあるいてかえろう
そらくんの言葉です。
そらくんの思いつきが、ちょっとした冒険になるのです。
子どもの頃を、思い出します。
感想
帰り道のちょっとした冒険が描かれた一冊です。
びかしさんの絵本を読むのは、今回で2冊目です。
ひがしさんの絵本は、子どもの通学や帰り道に焦点が当てられ、どれもユニークな設定で描かれています。
今回の絵本と『えんふねにのって』は、どちらも日常の冒険が描かれていて、子どもが楽しめる絵本になっています。
また、大人が読んでも懐かしい気持ちになったり、思わず笑顔になるような作品です。
『ぼくのかえりみち』は、子どもも大人も楽しめる、楽しい一冊です。