『ねこのせんちょう』を読みました。
- 作者: マドレーヌフロイド,Madeleine Floyd,木坂涼
- 出版社/メーカー: セーラー出版
- 発売日: 2006/04
- メディア: 大型本
- クリック: 8回
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あらすじ
ねこのせんちょうの家は、川の側に立っています。
せんちょうは昼寝が大好きで、人間のベッドや階段のてっぺんでも寝ます。
せんちょうは、眠っていないときは、体の手入れをしたり、エサを食べたりします。
そして、月明かりの晩に、せんちょうは出かけていき……。
せんちょうの暮らしが描かれた絵本です。
見どころ
今回の見どころは、ねこのせんちょうの日常です。
ねこのせんちょうの家は、川の側に立っています。
せんちょうは昼寝が大好きで、ベッドや階段のてっぺんなど、様々な場所で寝ます。
また、せんちょうは眠っていないときは、体の手入れをします。
手足をぺろぺろ舐め、しっぽの先まできれいにします。
そして、せんちょうは眠ったり、舐めたりしていないとき、食べています。
せんちょうのための青い皿で、魚を食べることもあります。
さらに、眠ったり、舐めたり、食べたりしていないとき、せんちょうは外に出かけます。
月明かりの晩に、せんちょうは川のほとりまで歩き、ボートに飛び乗り、オールを漕いで恋人の家を目指します。
星空の下で、ふたりは仲睦まじく過ごします。
夜が明ける前に、ふたりはわかれ、せんちょうは家路につきます。
そして、せんちょうはベッドに飛び乗り、のどをごろごろ鳴らします。
この絵本では、ねこのせんちょうの日常が描かれています。
ねこらしい生活が描かれるとともに、まるで人間のような一面もあります。
せんちょうは、なんとボートに乗り、オールを漕いで、恋人の家に遊びに行きます。
ふたりが星空の下で過ごす場面は、なんともロマンチックです。
ねこのせんちょうが可愛らしくて、思わず微笑んでしまう絵本です。
印象的なことば
ほしぞらの した、ふたりは なかむつまじく すごす。
てと てを かさねて。
せんちょうと恋人のねこが、ボートにふたりきりでいる場面です。
星空の下、ふたりだけの時間を過ごすカップルは、幸せそうな顔をしています。
感想
ねこのせんちょうの生活が描かれた絵本です。
ねこのせんちょうが可愛くて、ねこ好きの方は必見の一冊です。
作者のマドレーヌ・フロイドは、実際に川の側の家で、夫とねこの「せんちょう」(英語だとキャプテン)と暮らしているそうです。
作者が実際にねこを飼っているからこそ、ねこの日常が細部まで丁寧に描かれているのですね。
その視点は、愛情に溢れている感じがします。
私は、特にせんちょうが、ボートに乗って恋人へ会いに行き、星空の下でふたりが一緒に過ごす場面が好きです。
また、せんちょうというネーミングのセンスもすごくいいと思います。
違う名前だったら、インパクトが薄まってしまいそうです。
特にねこ好きの方におすすめの一冊です。
- 作者: マドレーヌフロイド,Madeleine Floyd,木坂涼
- 出版社/メーカー: セーラー出版
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