こねこのチョコレート
『こねこのチョコレート』を読みました。

- 作者: B.K.ウィルソン,大社玲子,Barbara Ker Wilson,小林いづみ
- 出版社/メーカー: こぐま社
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
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あらすじ
ジェニーは、4歳の女の子です。
もうすぐ、弟の誕生日です。
誕生日の前日、ジェニーはお母さんと一緒に、弟の誕生日プレゼントを買いに行きます。
ジェニーは、お菓子屋さんで「こねこのチョコレート」を買います。
その晩、ジェニーはなかなか眠ることができなくて……。
素敵な誕生日プレゼントのお話です。
見どころ
今回の見どころは、思いがけないプレゼントです。
ジェニーは、弟の誕生日プレゼントに、こねこのチョコレートを買います。
その晩、ジェニーはなかなか眠ることができません。
ジェニーは、あの「こねこのチョコレート」のことを考えていたのです。
そして、ジェニーはこねこのチョコレートをひとつ食べてしまいます。
しかし、ジェニーはまだ眠れません。
そして、ひとつ、またひとつとチョコレートを食べていき、ついにはチョコレートを全部食べてしまいます。
次の日、家族のみんなが弟のクリストファーに、誕生日プレゼントを渡します。
そして、ジェニーもプレゼントを渡します。
しかし、クリストファーが箱を開けると、中身はからっぽです。
ジェニーは、クリストファーに謝りながらすすり泣きます。
そのとき、お父さんが部屋に入ってきて、飼い猫のティブルがプレゼントをくれたことを、みんなに知らせます。
みんなは、お父さんの後について、台所に向かいます。
そして、台所に行くと、ティブルとこねこがいます。
なんと、ティブルはこねこを3匹産んでいました!
クリストファーは、本物のこねこに大喜びします。
家族みんなが笑顔になり、物語は幕を閉じます。
ティブルの大活躍によって、ジェニーの失敗も帳消しになりました。
家族の温かさに、思わず微笑んでしまう絵本です。
印象的なことば
チョコレートの こねこより、ほんものの こねこのほうが ずっといいや!
弟のクリストファーの言葉です。
かしこい猫のティブルのおかげで、家族みんなが大喜びです。
ジェニーも、クリストファーの言葉に救われたことでしょう。
感想
誕生日プレゼントをめぐる、家族の心温まる物語です。
猫やこねこのチョコレートが出てきて、猫好きにはたまらない一冊です。
私も猫が好きなので、読んでいて癒されました。
大人でも、子どもの頃を思い出して、ジェニーの気持ちに思わず共感してしまいます。
あんなに可愛くて美味しそうなチョコレートがあったら、やはり食べたくなってしまいます。
最後は、猫のティブルのおかげで、ハッピーエンドになります。
読んでいて、心が温まる絵本です。

- 作者: B.K.ウィルソン,大社玲子,Barbara Ker Wilson,小林いづみ
- 出版社/メーカー: こぐま社
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
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