死ぬまでに読みたい絵本

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まいごのどんぐり

『まいごのどんぐり』を読みました。

 

まいごのどんぐり (絵本・こどものひろば)

まいごのどんぐり (絵本・こどものひろば)

 

 

あらすじ

 

コウくんは、どんぐりが大好きな男の子です。

 

中でも、「ケーキ」と名付けられたどんぐりを、コウくんはとても大切にしていました。

 

しかし、ある時コウくんはうっかりケーキを落としてしまいます。

 

コウくんはケーキを探しますが、見つからず……。

 

コウくんとどんぐりの絆が描かれた絵本です。

 

見どころ

 

この絵本の見どころは、コウくんとどんぐりの交流です。

 

コウくんは、どんぐりが大好きで、とりわけ「ケーキ」と名付けたどんぐりを大切にしていました。

 

しかし、ある日コウくんがどんぐりで遊んでいると、うっかりケーキをなくしてしまいます。

 

コウくんは思わず泣いてしまい、その後もケーキを探しに来ますが、一向に見つかりません。

 

その後、コウくんは成長し、ケーキは遠くからコウくんを見守り続けます。

 

そして、大きなどんぐりの木になったケーキとコウくんはついに再会を果たします。

 

まるで、短編映画を見ているかのような、味わいがあります。

 

感動的なラストに、思わず涙ぐんでしまいます。

 

子どもの頃って、些細なものを大事にしたりしますよね。

 

それが大人になっても、そのものの思い出を忘れていなかったというところにグッときます。

 

ものを大事にする心を教えてくれる、そんな素敵な絵本です。

 

印象的なことば

 

ぼくの まうえの そらは、どこまでも ひろがっていて コウくんの ところまで つづいているように おもうからです。

 

どんぐりのケーキの言葉です。

 

離れていても、見ている空は一緒で、どこか繋がっているように思える。

 

どんぐりがコウくんを思う気持ちが伝わる言葉ですね。

 

感想

 

どんぐりがコウくんを想う気持ちが感動的な絵本です。

 

少年が大人になるまでのお話で、そこにはどんぐりとの交流が描かれています。

 

どんぐりの気持ちが時に面白く時に切なく描かれていて、読者の心を揺さぶります。

 

最後の、大人になったコウくんとどんぐりが再会するシーンは、涙ぐんでしまいました。

 

どんぐりを題材にして、こんなにも感動的な絵本が書ける作者の力量に脱帽です。

 

きっと、作者の松成さんは、自然を大事にする心をお持ちなのでしょう。

 

ものや自然を大事にしたいと心から思える絵本です。

 

 

まいごのどんぐり (絵本・こどものひろば)

まいごのどんぐり (絵本・こどものひろば)

 

 

 

 

 

 

 

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