『いいこってどんなこ?』を読みました。
- 作者: ジーンモデシット,ロビンスポワート,Jeanne Modesitt,Robin Spowart,もきかずこ
- 出版社/メーカー: 冨山房
- 発売日: 1994/10/25
- メディア: 大型本
- 購入: 4人 クリック: 6回
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あらすじ
うさぎのバニーぼうやが、お母さんに尋ねます。
「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」
バニーぼうやは、次々とお母さんに尋ねます。
そして、お母さんが問いに対して出した答えとは……。
子どもをありのままに受け止める、母親の愛情が優しく描かれた絵本です。
見どころ
今回の見どころは、ありのままを受け入れる母の無償の愛です。
バニーぼうやは、お母さんに「いいこってどんなこ?」と尋ねます。
お母さんは、バニーの問いに、ひとつひとつ優しく答えます。
その丁寧な受け答えは、これぞまさに母親の鏡と言える対応です。
バニーぼうやは、最後に「ぼくがどんなこだったら、1番嬉しい?」と聞きます。
お母さんは、「バニーは、バニーらしくしていてくれるのがいちばんよ」と答えます。
まさに、母親の無償の愛ですね。
人は、ありのままの自分を受け入れてくれるのが1番嬉しいものです。
今の自分に足りない部分を把握して、それを獲得するために頑張ることも大事です。
しかし、いつも「現在の自分」を否定していたら、辛くなってしまいます。
まずは、自分を肯定してあげることが大事なのです。
そして、自分を肯定してくれる他社の存在もまた必要不可欠なものです。
お母さんという存在は、時には叱ることもあるけれど、基本はいつも子どもの味方なのです。
そんな母親の無償の愛は、本当にありがたいものです。
印象的なことば
だって おかあさんは、いまの バニーが だいすきなんですもの
バニーが「ぼくがどんなこだったら1番嬉しい?」と聞きます。
それに対する、お母さんの言葉です。
お母さんは、ありのままのバニーが大好きなのです。
お母さんの愛情が伝わってきます。
感想
お母さんの愛情が、ひしひしと伝わってくる絵本です。
タイトルの「いいこってどんなこ?」という問いは、一度は誰もが考えたことのあるテーマなのではないかと思います。
私も、子どもの時に考えた記憶があります。
この問いの答えは十人十色だと思っていましたが、この絵本に模範解答が載っていました。
それは、「自分らしくしている子」だったのです。
そう、何も無理にいい子になろうとしなくても、あなたはあなたのままでいいんです。
難しい問いではなく、簡単なことだったんですね。
自分の個性を大切にすることが、大事ということですね。
シンプルながらも、力強いメッセージを感じます。
母親の究極の愛が、この絵本にあります。
- 作者: ジーンモデシット,ロビンスポワート,Jeanne Modesitt,Robin Spowart,もきかずこ
- 出版社/メーカー: 冨山房
- 発売日: 1994/10/25
- メディア: 大型本
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