死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

ワニくんのおおきなあし

『ワニくんのおおきなあし』を読みました。

 

 

ワニくんのおおきなあし (ニッサン絵本大賞作家集)

ワニくんのおおきなあし (ニッサン絵本大賞作家集)

  • 作者:みやざき ひろかず
  • 出版社/メーカー: ブックローン出版
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 大型本
 

 

あらすじ

僕の足は、みんなよりもずっと大きい。
そのせいで、ガビョウを踏んづけたり、街中で足を踏まれたり。
水で洗えば、少しは縮むかと思い、洗濯機でジャブジャブジャブ……。
 

見どころ

今回の見どころは、短所は長所でもあるです。
ワニくんは、大きな足がコンプレックスです。
そのため、さまざまな方法で足を縮ませようと画策しますが……。
なかなかうまくいきません。
しかし、足の大きさはそのままでも、よくよく考えてみると、足が大きいことは悪いことばかりでもないと気付きます。
ワニくんは、自分の足に謝り、感謝します。
この絵本では、ワニくんがコンプレックスだった大きな足を、長所として認めるまでが描かれています。
自分が短所だと思っている部分が、実は長所だということはあります。
それは、外見でも内面でも、どちらでもあります。
なかなかそれに気づくまでには時間がかかることではありますが、
自分を嫌いになったり否定するのではなく、如何に認めてあげるかが重要です。
時には、まわりのひとがそのことに気付かせてくれるかもしれません。
自分や他人を認めてあげることのできる人になりたいものです。

 

印象的なことば

これからも よろしく
ぼくの おおきな あし

 

最後のページにある言葉です。
ワニくんの大きな足と、地面に咲いた小さな花が描かれています。
ワニくんが自分の個性を認め、大きな一歩を踏み出した瞬間の大切な言葉です。
 

感想

大きな足をしたワニくんの絵が、なんとも可愛い表紙です。
シンプルながらも、個性や自分自身を認めることの大切さが強く伝わってくる絵本です。
特に、自分自身のことで悩んでいる人におすすめです。
大人が読んでも、十分に気付きを得られる一冊です。
ワニくんのように、自分を認めてあげましょう。
 

 

ワニくんのおおきなあし (ニッサン絵本大賞作家集)

ワニくんのおおきなあし (ニッサン絵本大賞作家集)

  • 作者:みやざき ひろかず
  • 出版社/メーカー: ブックローン出版
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 大型本
 

 

 

 

 

 

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