死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

もしぼくが本だったら

『もしぼくが本だったら』を読みました。

 

もしぼくが本だったら

もしぼくが本だったら

 

 

あらすじ

もしぼくが本だったら……。
連れて帰ってくれるよう、出会った人に頼むだろう。
この絵本は、もしぼくが本だったらという想像から始まる、本にまつわる想像力に溢れた絵本です。
 

見どころ

今回の見どころは、本がもたらすものです。
この絵本では、「もしぼくが本だったら」という視点から、様々なシチュエーションでの本としての魅力が語られます。
もしぼくが本だったらという、本側の視点から書かれていますが、
読者は本がもたらすものとして、たくさんのアイデアを得ることができます。
こんな考え方もあるんだというものから、読書好きには共感できるものまで、たくさんの本の魅力が表現されています。
読書家の方だと、思わず共感するものの方が多いと思います。
子どもにとっては、本の魅力に誘われるような絵本であり、
大人にとっては、共感の嵐のような作品となっています。
 

印象的なことば

もしぼくが本だったら
流行や義務で
読まれるのはごめんだ。
 

 

本の顔をしたヘビが描かれたページにある言葉です。
いっときの流行や学校の宿題の義務で、心からその本を読みたいわけじゃないけれど、その本を読むことになる、というシチュエーションは誰もが経験したことのあるものだと思います。
しかし、自分が本だとしたら、やはり本心から読みたいと思って手に取って欲しい。
本としても、普遍的な存在になりたい気持ちの表れかもしれません。
そんな強い気持ちが感じられる言葉です。
 

感想

何年か前から、書店などに置かれていて、気になっていた存在の本だったのですが、
今回はじめてじっくりと読むことが出来ました。
ポルトガルの親子が制作した絵本だそうで、
文章をジャーナリストのお父さんが担当し、絵をイラストレーターのアンドレさんが担当されています。
サイズもちょうどよく、持ち運びにも適していますし、
部屋のインテリアとして飾っても良さそうです。
本好きにはたまらない一冊で、ページをめくると「そうそう」と共感しきりの絵本となっています。
特に大人の読書好きの方におすすめしたい一冊です。
 

 

もしぼくが本だったら

もしぼくが本だったら

 

 

 

 

 

 

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