死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

おやすみなさいおつきさま

『おやすみなさいおつきさま』を読みました。

 

 

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

  • 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,クレメント・ハード,せたていじ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1979/09
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 34回
  • この商品を含むブログ (75件) を見る
 

 

あらすじ

おおきな緑の部屋の中に、電話がひとつ、赤い風船がふたつ。
絵の額もふたつあり……。
うさぎさんが周りの物に、おやすみなさいを言い、眠りにつくまでの物語です。
 

見どころ

今回の見どころは、周りのものを慈しむ気持ちです。
この絵本では、部屋にある、もしくは部屋から見えるものに、「おやすみなさい」を言ううさぎさんが描かれています。
おおきな緑の部屋の中には、様々な家具などが置かれています。
読んでいると、そのどれもが可愛くて、愛おしくて、うさぎさんの大事なものなのだなと感じます。
カラーとモノクロのページが交互に出てきて、ひとつひとつのものを際立たせます。
うさぎさんはなかなか眠れないため、あたりのものを見回して、「おやすみ」を言っているのでしょう。
その視線は、周りのものを慈しむ気持ちが溢れています。
夜の温かみのある時間の流れを感じます。
周りのものを大切にしたくなる一冊です。
 

印象的なことば

おやすみ そこここできこえるおとたちも
最後のページにある言葉です。
あたりが暗闇に包まれていて、ベッドに入っても、意外と色々な音が聞こえるものです。
自分が眠りにつく頃、誰かはまだ起きているのです。
それは、自然の音かもしれないし、人の音かもしれません。
そんな音に想いを馳せると、なんだか面白いですね。
 

感想

ロングセラーの名作絵本です。
アメリカで刊行されてから、様々な国で出版され、読まれている絵本です。
第44代アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ氏や皇太子妃・雅子様も、幼少時に読まれたそうです。
そのくらい有名で、様々な人から愛されてきた絵本なのです。
作はマーガレット・ワイズ・ブラウンです。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本や文章が、私は大好きなので、こちらの絵本もお気に入りのひとつです。
シンプルな構成のなかにも、キラリと光るものが、この絵本にはあります。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本に共通するものでもありますが、身の回りのものを大切にしたくなる絵本でもあります。
子どもに読み聞かせてあげたい一冊です。
 

 

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

  • 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,クレメント・ハード,せたていじ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1979/09
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