死ぬまでに読みたい絵本

子供と大人両方に読んでほしいけれど、特に大人が楽しめる、そんな絵本などを紹介するブログです。

9月のバラ

『9月のバラ』を読みました。

 

9月のバラ (世界子ども平和図書館)

9月のバラ (世界子ども平和図書館)

 

 

あらすじ

 

2001年9月11日に同時多発テロが起こりました。

 

この絵本の作者、ジャネット・ウィンターは、ユニオン広場へ行きます。

 

そして、ある若い男性から、バラの花を持ってアフリカからやってきたふたりの女性のことを聞いて……。

 

実際に起きたできごとを物語にした、感動の絵本です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、悲しみを癒すたくさんのバラの花です。

 

2001年9月11日に同時多発テロが起こりました。

 

数日後、この絵本の作者、ジャネット・ウィンターは、ユニオン広場へ行きます。

 

そこには、たくさんのバラの花があります。

 

彼女がバラを見ていると、若い男の人がそばにきて、バラがどこからきたのかを教えてくれます。

 

そのバラがここまでくるには、こんなストーリーがありました。

 

南アフリカで、ある姉妹が住んでいて、バラを作っていました。

 

温室は、色とりどりのバラの花で溢れていました。

 

ニューヨークのフラワーショーにバラを出すために、ふたりは毎晩バラの飾り付けのデザインを考えました。

 

デザインを仕上げ、2400本のバラをふたりは丁寧に箱に詰めます。

 

そして、ふたりはニューヨークへ出発しました。

 

しかし、同時多発テロが起こり、飛行機は着陸します。

 

ふたりは、飛行場でバラの花を抱えて、待つことになりました。

 

さらに、一晩中行くところはどこにもありません。

 

そんなとき、ある男性が、「よければわたしの家にいらっしゃいませんか?」と、ふたりに提案します。

 

その男性は、フラッシングのファースト・ユナイテッド・メソジスト教会の人でした。

 

彼は、困っている人に宿を提供しようと、空港にやってきたのでした。

 

ふたりは、彼の申し出を受け入れ、お礼に使い道のなくなってしまったバラの花を贈ります。

 

それに対して、彼は「バラの花が使えるところならありますよ」と言います。

 

そして、男性はふたりを車に乗せ、ユニオン広場へ行きます。

 

ユニオン広場に着くと、ふたりはすぐに、芝生の上の空いた場所にバラを並べます。

 

芝生は、たちまちバラの花で埋まっていきます。

 

そして、バラの花でできたツインタワーができあがります。

 

その話を聞いたジャネットは、涙がバラの上に溢れます。

 

この絵本では、9.11のときにユニオン広場で実際に起きたできごとが描かれています。

 

ユニオン広場には、ふたりの女性のおかげで、たくさんのバラが置かれます。

 

そのバラが、そこに置かれるまでのストーリーが、この絵本では描かれています。

 

偶然のできごとが、たくさんの人々の悲しみを癒したのだと思います。

 

色とりどりのバラが印象的な作品です。

 

印象的なことば

 

わたしのなみだが バラの上にこぼれました。

 

作者のジャネット・ウィンターの言葉です。

 

感動的な実話に、思わず涙がでてしまいます。

 

感想

 

9.11のときに、ユニオン広場で作者が実際に聞いた話をもとにして作られた絵本です。

 

これまで紹介した絵本の中で、恐らく1番小さなサイズの絵本だと思います。

 

コンパクトで、可愛らしいイラストの表紙です。

 

9.11のときのことが描かれた佳作です。

 

ジャネット・ウィンターの絵本が好きなので、読んでよかったです。

 

多くの人に読んでもらいたい作品です。

 

 

9月のバラ (世界子ども平和図書館)

9月のバラ (世界子ども平和図書館)

 

 

 

 

 

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