死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

終わらない夜

『終わらない夜』を読みました。

 

終わらない夜

終わらない夜

 

 

あらすじ

 

想像してごらん……。

 

夜に、かたく冷たい雪のシーツから、「ついてきて」と誰かが囁きます。

 

夜、眠れないときに、飛び上がり、舞い上がると……。

 

終わらない夜の旅が描かれた不思議な絵本です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、想像力を掻き立てられる夜の世界です。

 

この絵本では、カナダの画家のロブ・ゴンサルヴェスの絵に、セーラ・L・トムソンが詩を添えています。

 

そこには明確なストーリーはなく、代わりに読者が想像力を掻き立てられる世界へ引き込まれるようになっています。

 

舞台は夜の世界で、1ページごとに絵と文章が現れます。

 

静寂な世界が広がっていて、なんとも不思議な魅力に溢れています。

 

読者は、美しくてどこか不気味な世界に、足を踏み入れることになります。

 

ページをめくるたびに、その世界観に引き込まれます。

 

まるで、不思議な夢を見ているかのような感覚に陥ります。

 

まさにタイトルのように、終わらない夜の世界が広がっています。

 

あなたも、終わらない夜の世界を旅してみませんか?

 

不思議な夜の世界を冒険できる、魅力的な一冊です。

 

印象的なことば

 

夜、ろうそくの火が またたいて さびしい星に ウィンクする。

 

今回は、ストーリーの言葉ではなく、作家のセーラ・L・トムソンの詩が絵本の全編に添えられているため、どの言葉を選ぼうか悩みましたが、絵本の中で一番ロマンチックな言葉を選びました。

 

個人的には、この言葉が載っているページが、絵本の中で一番絵と文章がぴったり合っていると思いました。

 

ちなみに、このページの絵は「落ちてきた星」というそうです。

 

素敵な言葉と美しい絵が融合しています。

 

感想

 

終わらない夜の世界が描かれた絵本です。

 

以前から気になっていた絵本だったのですが、今回初めて読みました。

 

美しく詩的な世界が広がっていて、思わず引き込まれてしまいます。

 

まるで、美術館で絵を鑑賞しているかのような感覚になります。

 

最後の方のページに、絵の一覧が載っています。

 

絵には、それぞれのタイトルが付いています。

 

画家の絵に、想像力を刺激された作家が詩を書いたそうです。

 

確かに、人々の想像力を掻き立てる、素晴らしい絵だと思います。

 

特に大人にじっくりと、その世界観を味わってほしい一冊です。

 

 

終わらない夜

終わらない夜

 

 

 

 

 

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