死ぬまでに読みたい絵本

子供と大人両方に読んでほしいけれど、特に大人が楽しめる、そんな絵本などを紹介するブログです。

しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる

『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』を読みました。

 

しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる

しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる

 

 

あらすじ

 

1931年のニューヨーク市に、消防艇ジョン・ジェイ・ハーヴィが登場します。

 

ハーヴィは、桟橋で起こる火事を次々と消し、活躍します。

 

しかし、時は経ち、街も次第に変わり、ハーヴィはもうオンボロです。

 

そこに、ある仲間たちが集まって、ハーヴィを買います。

 

仲間たちは、ハーヴィを修理に出し、ハーヴィはついに川に戻ります。

 

そして、ある日とんでもないニュースが流れて……。

 

消防艇をめぐる感動の実話が物語になった絵本です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、ハーヴィの歴史です。

 

ジャズの熱気で賑わう1931年のニューヨークに、消防艇としてハーヴィは登場しました。

 

ハーヴィは桟橋で起きた火事を、次々と消していきます。

 

また、豪華客船ノルマンディでの火事も、ハーヴィは消します。

 

しかし、長い年月が経ち、ニューヨークも段々と変わっていき、桟橋は誰にも使われなくなってしまいました。

 

そして、1995年には、ニューヨーク市は消防艇はいらないと決めてしまいます。

 

オンボロになったハーヴィは、5年間何もせずに、つながれたままです。

 

ところが、フロランというレストランに集まっていた仲間たちは、なんとハーヴィを買います。

 

ハーヴィは、修理工場できれいに修理され、ついに川に戻ります。

 

そして、2001年9月11日に、テロが起こります。

 

仲間たちは、ハーヴィのところへ行き、救助本部に連絡します。

 

そんな時、緊急指令が入ります。

 

いよいよハーヴィの出番です。

 

ハーヴィは、消防艇のマッキーンやファイアファイターとともに、懸命に働きます。

 

4日4晩、ハーヴィはずっと水を汲み上げ続けました。

 

やがて、火が収まり、ハーヴィの仕事は終わります。

 

そして、ハーヴィの働きが認められ、ハーヴィは表彰されます。

 

ハーヴィは、1931年の当初は華々しく登場し、次々に火事を消し、どんどん活躍していきます。

 

しかし、時が経ち、1995年にもなると、ハーヴィは古く、使いものにならなくなってしまいます。

 

しかし、そのような状態から、ある仲間たちによってきれいに修理され、ハーヴィは奇跡の復活を遂げます。

 

なんと、あのアメリカ同時多発テロ事件で、ハーヴィが再び必要になったのです……。

 

絵本を通じて、ハーヴィの輝かしい歴史が描かれています。

 

主人公は人ではなく、ひとつの消防艇ですが、感動的な物語として描かれています。

 

ものを大切にする人々の心にも、心打たれます。

 

印象的なことば

 

ハーヴィはヒーローだ。

 

まさに、ハーヴィを言い表した言葉です。

 

ハーヴィという消防艇の活躍に、心を打たれない人はいないはずです。

 

感想

 

消防艇ハーヴィの感動的な実話が描かれた絵本です。

 

本作は、2003年度ボストン・グローブ ホーン・ブック賞受賞作品です。

 

日本語版では、ミュージシャンの矢野顕子さんが翻訳をされています。

 

訳者のあとがきとして、矢野さんがハーヴィに会いに行った時の文章も、掲載されています。

 

もう、10年以上も前の本ですが、今読んでも、その輝きは全く色褪せません。

 

ハーヴィは、いまも存在するようで、サイトもあります。

 

www.fireboat.org

 

絵本を通じて、消防艇やその周りの人々の力強さや生命力が伝わってきて、感動します。

 

親から子どもに読んであげて欲しい一冊です。

 

 

しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる

しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる

 

 

 

 

 

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