死ぬまでに読みたい絵本

子供と大人両方に読んでほしいけれど、特に大人が楽しめる、そんな絵本などを紹介するブログです。

ザスーラ

ザスーラ』を読みました。

 

ザスーラ

ザスーラ

 

 

あらすじ

 

兄のウォルターは、弟のダニーをうっとうしく感じています。

 

そんなふたりは、公園で『ジュマンジ・ジャングル探検ゲーム』を見つけ、ダニーがそのゲームを家に持ち帰ります。

 

家に戻り、ダニーはゲームの中身を見てみますが、つまらなそうだと思い、片付けようとしたところ、もうひとつの『ザスーラ』という面白そうなゲームを見つけます。

 

ダニーがサイコロを振り、ゲームを始めると……。

 

兄弟が経験する、奇妙な冒険が描かれた絵本です。

 

見どころ

 

今回のポイントは、兄弟で仲良くすることの大切さです。

 

絵本に登場する兄弟のウォルターとダニーは、冒頭の部分ではあまり仲が良くなさそうです。

 

それどころか、ウォルターはダニーをうっとうしく思っていて、喧嘩ばかりしています。

 

そんなふたりですが、ある日公園でゲームを見つけます。

 

そのゲームは、『ザスーラ』と言って、なんとも魅力的に見えます。

 

家に帰り、弟のダニーがゲームで遊び始めます。

 

すると、大変なことが起きます。

 

なんと、ゲームのできごとが、現実に起こり出したのです。

 

ふたりは、次々と起こる奇怪なできごとに戸惑いながらも、なんとかゲームを続けます。

 

そして、ついに兄のウォルターが消えてしまい、物語はゲームを見つける前の公園に戻ります。

 

そして、ダニーがまたあのゲームを見つけますが、ウォルターはゲームをゴミ箱に捨ててしまいます。

 

そして、ウォルターはダニーをキャッチボールに誘い、物語は幕を閉じます。

 

最初の方は、仲の悪かったふたりですが、最後の方は仲の良い兄弟になっています。

 

危険な目に遭い、様々なできごとを一緒に乗り越えたからこそ、ふたりはお互いの大切さを理解し、仲の良い兄弟に戻ります。

 

もしかしたら、最初から仲良くしていれば、あのゲームとも出会わなかったのかもしれないですね。

 

そういう意味では、ふたりの仲を繋げてくれたのが、あのゲームとも言えるでしょう。

 

奇妙な冒険を通して、兄弟の絆が描かれた1冊です。

 

印象的な言葉

 

いっしょで、だいじょうぶ。できるよ

 

弟のダニーの言葉です。

 

ゲームが終わりそうもなくて、「こんなの、ぜったいむりだ」と音を上げたウォルターに対して、ダニーはこの言葉を言います。

 

ゲームを通して、いつの間にか以前よりもたくましくなったダニーの様子が伺えます。

 

感想

 

映画『ザスーラ』の原作になった絵本です。

 

1995年に映画化された原作絵本の『ジュマンジ』の続編にあたります。

 

子どもの頃に映画『ジュマンジ』を見てから、私はこの映画が大好きで、何回も見ています。

 

以前は、金曜ロードショーなどでよく放送されていました。

 

作者のオールズバーグの絵本が映画化されるのは、3作目だそうです。

 

その3作品には、前回こちらで紹介した「急行『北極号』」も含まれます。

 

 

ehon0016.hatenablog.com

 

 

オールズバーグの絵本は、それほど映画製作者のイマジネーションを掻き立てるのでしょう。

 

確かに、オールズバーグの絵本を読んでいると、映像が頭に浮かんできます。

 

今回の作品も、そんな映像が頭に浮かんでくる絵本となっており、子どもから大人まで楽しめる作品となっています。

 

絵本は、全編モノクロなのですが、様々な色が頭に浮かんできます。

 

モノクロでここまで読者の想像を掻き立てる、オールズバーグの表現力はさすがです。

 

兄弟や家族で、楽しく読みたい1冊です。

 

 

ザスーラ

ザスーラ

 

 

 

 

 

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