『わたしのうみべ』を読みました。
あらすじ
わたしは、朝の海辺が大好きです。
今朝は、木やビンや小さな貝が流れ着きました。
次の朝、海辺に行くと、オバケが流れ着いていました。
そして、また次の朝海辺に行くと……。
海辺に次々と流れ着く漂流物が描かれた絵本です。
見どころ
この絵本の見どころは、毎日変わる海辺の風景です。
海辺には、毎朝異なるものが流れ着きます。
その種類は、傘や木、すべり台など実に多種多様です。
中には、流れ着いたのがうちのお父さんなんていうのもあります。
絵本を読んでいると、「次は何が出てくるだろう?」とワクワクします。
この絵本には、そんなページをめくる楽しみがあります。
毎日変わる海辺の風景のように、人生もまた毎日が新しい驚きや発見に満ちています。
1日として同じ日はありません。
主人公の私のように、毎日を新鮮な目線で見てみると、人生は案外楽しさに溢れているのだと実感するでしょう。
大人になると、そんな目線で物事を見れなくなってしまいがちです。
しかし、意識して物事を眺めてみると、人生は毎日が新しい発見に満ち溢れています。
そんな子どもの視点や感受性を、忘れないようにしたいものですね。
ページをめくるのが楽しみな絵本です。
印象的なことば
わたしは、あさの うみべが だいすきです。
感想
ページいっぱいに、海辺に流れ着く漂流物が描かれた1冊です。
作者は、有名絵本作家の長新太さんです。
シンプルな内容ですが、そこにはページをめくる楽しさがあります。
子どもから大人まで楽しめる絵本です。
海辺の風景は、変わらないものというイメージがありますが、実は違います。
海辺の風景は、毎日変わっているのです。
そこには、新たな驚きや発見があります。
そんな海辺の風景は、「人生」にも通じるものがあります。
海辺の風景に心癒される1冊です。