死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

ちいさなエリオット あそびにいこう

『ちいさなエリオット あそびにいこう』を読みました。

 

 

ちいさなエリオットあそびにいこう

ちいさなエリオットあそびにいこう

 

 

あらすじ

ちいさなゾウのエリオットは、仲良しのネズミと地下鉄に乗ります。
ふたりは、大きな街のはずれにある遊園地に行きます。
期待に胸を膨らますエリオット。
ふたりが遊園地に着くと……。
 

見どころ

今回の見どころは、どんなものよりも大切な存在です。
エリオットと仲良しのネズミは、ふたりで遊園地に行きます。
しかし、エリオットは、ネズミが乗ろうと提案する乗り物を怖がって、拒否します。
ネズミはいくつか提案しますが、全てエリオットに断られてしまいます。
何か食べようということになり、エリオットはアイスを買いますが、鳥に食べられたり、ピエロに風船を貰っても、ピエロに驚いて逃げ出してしまいます……。
ネズミが「待って」と言いますが、エリオットは走って走って走り続けます。
エリオットは疲れてしまいました。
そんなエリオットをネズミが見つけ、休もうと提案します。
エリオットは砂浜でアイスを食べ、気分が良くなります。
ネズミは、いいものがあると言い、エリオットをある場所へ連れて行きます。
その場所とは……。
遊園地全体を眺めることができる、絶景スポットでした。
遊園地が夕焼けに染まって、さらに綺麗です。
エリオットは、やっと楽しくなります。
「何が一番楽しかった?」と聞くエリオットに、ネズミはこう答えます。
「いっしょに いられたことだよ」と。
この絵本では、エリオットとネズミの遊園地での出来事が描かれています。
最初は乗り物を怖がって、ちっとも遊園地を楽しめなかったエリオットも、友達のネズミのおかげで、楽しめるようになります。
しかし、どんなモノや食べ物、風景よりも大切なことを、最後のページでこの絵本が教えてくれます。
それは、「一緒にいること」です。
どこに行ったか、何をしたかではなく、1番大切なのは、一緒にいれたことなのです。
友達の存在の大きさに改めて気付かされる一冊です。
 

印象的なことば

いっしょに いるのが、まいにち いちばん うれしいんだ!
最後のページにある、言葉です。
エリオットとネズミがふたり仲良くいる背景には、夜空に綺麗な花火が上がっています。
友達の大切さを感じる言葉ですね。
 

感想

エリオットと仲良しのネズミが遊園地で過ごす時間が描かれた絵本です。
ちいさなエリオットシリーズの中の一冊です。
シリーズの他の本は読んでいないのですが、この一冊だけでも十分に楽しめます。
エリオットとネズミのコンビが最高で、怖がり屋さんのエリオットを、ネズミが優しく包んでいます。
まさに、心温まる友情ですね。
シリーズの他の本も読んでみたくなりました。
友達の大切さを改めて感じることができる一冊です。
 

 

ちいさなエリオットあそびにいこう

ちいさなエリオットあそびにいこう

 

 

 

 

 

 

 

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じいじのさくら山

『じいじのさくら山』を読みました。

 

 

じいじのさくら山

じいじのさくら山

 

 

あらすじ

晴れた青空の日、じいじはいつも桜を見に行こうと言います。
じいじとおれは、山の道をゆっくり歩きます。
さくらの山まで、もう少しです……。
 

見どころ

今回の見どころは、さくら山でのじいじとの思い出です。
晴れた日に、じいじは主人公の男の子「おれ」を誘って、さくら山へさくらを見に行きます。
じいじは、嬉しいことがあるたびに、さくらを山にこっそり植えました。
そのさくらの木が、大きく育っています。
おれがじいじを褒めると、「なんも なんも」とじいじが笑います。
季節が移ろう中で、じいじとおれは、さくら山でたくさんの思い出を作ります。
じいじは、草や花や虫のことなど、なんでも知っています。
しかし、ある雪の日に、じいじが病気になります。
大丈夫と答える、ふとんの中のじいじが、ちょっとずつ縮んでいくようです。
おれはひとりでさくら山へ行き、「じいじを元気にしてください」とさくらの木に何度も頼みます。
春が来て、やっと布団から出たじいじは、おれと一緒にさくら山へ向かいます。
さくら山に着くと、まるでじいじが来るのを待っていたように、さくらが咲き誇っています。
その後、じいじは静かに亡くなります。
それから、毎年さくらが咲き、じいじの作ったさくら山で春の祭りが始まります……。
この絵本では、男の子とじいじのさくら山での思い出が描かれています。
じいじは、本当にいいおじいちゃんを絵に描いたような人で、優しさに満ち溢れています。
主人公の男の子は、僕ではなく「おれ」というところが、少し強気で、わんぱくな男の子のように思われます。
ふたりは、いいコンビで仲が良く、一緒の時間を共有していきます。
そこには、男の子のじいじへの尊敬の念が感じられます。
男の子は、じいじやさくら山が心から好きなのでしょう。
そんなふたりの思い出は、時を経ても美しく輝くものなのだと思います。
男の子も、大人になってもきっとじいじやさくら山のことを思い出すでしょう。
さくらの木やふたりの姿が眩しい一冊です。
 

印象的なことば

「ちびすけ ありがと」
じいじが いった
「なんで わかった」
「さくらに きいた」
 

 

満開に咲き乱れるさくらの下、じいじとおれが話した言葉です。
じいじとおれは、さくらの木と対話していました。
さくらの木とふたりは、気持ちが通い合っていたのです。
 

感想

さくらの山を題材にした、心温まる絵本です。
さくらの花や自然がきれいで、特に後半の文字がないページのさくらは圧巻です。
満開のさくらと、隙間から見える背景の青空が、とてもきれいです。
また、じいじと男の子の絆もあたたかくて、感動的です。
「なんも なんも」と謙遜するじいじは、本当にいい人柄が表れています。
春に読みたい、感動の一冊です。
 

 

じいじのさくら山

じいじのさくら山

 

 

 

 

 

 

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どうぞのいす

『どうぞのいす』を読みました。

 

 

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

 

 

あらすじ

うさぎさんは、小さないすを作ります。
うさぎさんは作ったしるしに、いすに短いしっぽをつけます。
いすをどこへ置こうか考えると、いい考えが浮かんできます。
うさぎさんは、立て札をひとつ作り……。
 

見どころ

今回の見どころは、思いやりの心です。
うさぎさんは、いすを作ります。
そして、「どうぞのいす」と書かれた立て札も作り、いすと立て札を大きな木の下に置きます。
そこに、ろばさんがやってきます。
いすを見て、なんて親切ないすだろうと思い、いすに拾ったどんぐりのカゴを置いて、大きな木の下でお昼寝をします。
そこへ、くまさんがやってきて、どうぞのいすに置かれたどんぐりを全部食べてしまいます。
後の人にお気の毒なので、くまさんは、代わりにハチミツの瓶をカゴに入れていきます。
この後も、きつねさん、りすさんたちと、次々に動物が現れては、いすに置かれた食べ物を食べ、代わりの食べ物を置いていきます。
お昼寝から目覚めたろばさんは、カゴに入った栗を見て、びっくりします……。
この絵本では、動物たちの思いやりの心の連鎖が描かれています。
はじめに、うさぎさんが思いやりの気持ちを込めて、どうぞのいすを設置します。
それから、動物が入れ替わり立ち替わりやってきて、どうぞのいすにある食べ物を食べ、次の人のために思いやりを持って、代わりの食べ物を置いていきます。
誰かひとりでも思いやりの心が欠けていれば、この物語は進行しません。
みんなが思いやりの心を持っていたからこそのお話です。
こんな風に、思いやりの心を持って、日々を過ごしたいものです。
 

印象的なことば

でも からっぽに してしまっては あとの ひとに おきのどく。
どうぞのいすに置かれた食べ物を食べた動物たちが、口々に言う言葉です。
全部食べてしまっても、ちゃんと後の人のことも考えている、心優しい動物たちです。
 

感想

かわいいうさぎさんのイラストが表紙の有名な絵本です。
本屋さんに行くと、絵本のコーナーでよく見かけます。
表紙のうさぎさんがかわいくて、印象に残っていました。
動物たちの思いやりの気持ちに癒される物語です。
実際の世界でも、こんな風に思いやりの気持ちを持ちたいなと感じました。
子どもと大人両方におすすめの絵本です。
 

 

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

 

 

 

 

 

 

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そらまめくんのベッド

『そらまめくんのベッド』を読みました。

 

 

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

 

 

あらすじ

そらまめくんの宝物は、自分のベッドです。
朝になり、そらまめくんが飛び起きると、枝豆くんがやってきて、「僕もこのベッドで眠らせて」と言います。
そらまめくんは、僕の宝物だからと言って、断ります。
次に、グリーンピースの兄弟がやってきますが……。
 

見どころ

今回の見どころは、みんなで共有することの大切さです。
そらまめくんは、自分のベッドが宝物です。
そのため、次々と友達がやってきて、「そのベッドで眠らせてほしい」と頼んでも、そらまめくんは断り、ベッドを誰にも使わせようとしません。
そんなある日、そらまめくんの宝物のベッドがなくなってしまいます。
慌ててあたりを探しますが、どこにもありません。
友達にも聞いてみますが、みんな知らないと言います。
そらまめくんは必死で探しますが、見つかりません。
みんなは、自分たちにベッドを貸さなかった罰だと言います。
しかし、段々とみんなはそらまめくんが気の毒になり、自分たちのベッドを貸してあげることにしますが、どのベッドもそらまめくんに合いません。
そらまめくんは、もう一度ベッドを探しに行きますが、やはりベッドは見つからず、そらまめくんが疲れ果てていると……。
なんと、うずらがそらまめくんのベッドの上に乗っかっています。
そらまめくんは、おうちを作って、様子を見ることにします。
何日もベッドを見張るそらまめくん。
そのうち、ベッドよりも、うずらが温めているたまごの方が気になります。
そんな中、そらまめくんのベッドで、ひよこが生まれます。
そらまめくんは得意になり、ひよこたちはお母さんの後ろを歩いていきます。
そらまめくんは、喜んでベッドを持ち帰り、みんなはそらまめくんの帰りを喜んで、パーティーを開催します。
みんな一緒に夜が更けるまで踊り、その後そらまめくんは、みんなを自分のベッドに招待し、みんなで眠ります。
この絵本では、自分の宝物をみんなで共有する喜びが描かれています。
最初は、そらまめくんは、宝物を独り占めして、みんなに貸そうとしませんでした。
しかし、宝物のベッドがなくなり、さらにうずらの出産を目の当たりにしたことによって、自分の宝物のベッドを仲間と共有するようになります。
そうすると、みんなが幸せで、そらまめくん自身も幸せそうです。
これは、ひとりでは味わえない感覚です。
みんなで共有することの大切さが伝わってくる絵本です。
 

印象的なことば

おやすみなさい。みんな、ぐっすり ねむってね
最後のページのそらまめくんの言葉です。
最初の頃のそらまめくんからは、信じられない言葉です。
そらまめくんは、色々なことを経て、大切なことを学びました。
独り占めするよりも、みんなと共有することで、みんなが楽しく幸せそうです。
 

感想

この絵本も、よく本屋の絵本コーナーで見かけます。
そらまめくんのイラストがかわいくて、内容も子どもから大人まで学ぶことができるものとなっています。
やはり、誰しも自分の宝物は、人に渡したくなかったり、独り占めしたくなる気持ちはあると思います。
それでも、心を開いて、他人と共有することで得られる喜びがあることを、この絵本は教えてくれます。
子どもから大人までおすすめの一冊です。
 

 

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

 

 

 

 

 

 

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おやすみなさいおつきさま

『おやすみなさいおつきさま』を読みました。

 

 

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

  • 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,クレメント・ハード,せたていじ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1979/09
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 34回
  • この商品を含むブログ (75件) を見る
 

 

あらすじ

おおきな緑の部屋の中に、電話がひとつ、赤い風船がふたつ。
絵の額もふたつあり……。
うさぎさんが周りの物に、おやすみなさいを言い、眠りにつくまでの物語です。
 

見どころ

今回の見どころは、周りのものを慈しむ気持ちです。
この絵本では、部屋にある、もしくは部屋から見えるものに、「おやすみなさい」を言ううさぎさんが描かれています。
おおきな緑の部屋の中には、様々な家具などが置かれています。
読んでいると、そのどれもが可愛くて、愛おしくて、うさぎさんの大事なものなのだなと感じます。
カラーとモノクロのページが交互に出てきて、ひとつひとつのものを際立たせます。
うさぎさんはなかなか眠れないため、あたりのものを見回して、「おやすみ」を言っているのでしょう。
その視線は、周りのものを慈しむ気持ちが溢れています。
夜の温かみのある時間の流れを感じます。
周りのものを大切にしたくなる一冊です。
 

印象的なことば

おやすみ そこここできこえるおとたちも
最後のページにある言葉です。
あたりが暗闇に包まれていて、ベッドに入っても、意外と色々な音が聞こえるものです。
自分が眠りにつく頃、誰かはまだ起きているのです。
それは、自然の音かもしれないし、人の音かもしれません。
そんな音に想いを馳せると、なんだか面白いですね。
 

感想

ロングセラーの名作絵本です。
アメリカで刊行されてから、様々な国で出版され、読まれている絵本です。
第44代アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ氏や皇太子妃・雅子様も、幼少時に読まれたそうです。
そのくらい有名で、様々な人から愛されてきた絵本なのです。
作はマーガレット・ワイズ・ブラウンです。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本や文章が、私は大好きなので、こちらの絵本もお気に入りのひとつです。
シンプルな構成のなかにも、キラリと光るものが、この絵本にはあります。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本に共通するものでもありますが、身の回りのものを大切にしたくなる絵本でもあります。
子どもに読み聞かせてあげたい一冊です。
 

 

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

  • 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,クレメント・ハード,せたていじ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1979/09
  • メディア: 単行本
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春に読みたい桜の絵本

もうすぐ新年度がスタートしますね。
春も本番を迎えようとしています。
桜も開花して、お花見を楽しむ人も増えそうです。
そんな時期に読みたい、桜の絵本をご紹介します。
 

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春に読みたい桜の絵本4冊

 

さくら子のたんじょう日

 

さくら子のたんじょう日 (絵本・こどものひろば)

さくら子のたんじょう日 (絵本・こどものひろば)

 

 

 
2年生の夏、さくら子はお母さんに自分の名前の由来を聞きます。
お母さんは、山の桜の木からもらった名前だと答え、夏休みにその桜の木に会いに行こうと誘います。
電車に乗り、着いたのは山あいの小さな駅。
タクシー運転手の山口さんが、2人を乗せて、桜の木へ向かいます……。
大人でも味わい深く読める絵本です。
イラストが繊細で綺麗で、ストーリーに合っています。
少女が大人になってゆく、そんな成長過程を見事に捉えた物語と言えます。
 
 

あしたも あそぼうね

 

あしたも あそぼうね (こどものくに傑作絵本)

あしたも あそぼうね (こどものくに傑作絵本)

 

 

まんまる山と、とんがり山の間には、小さな広場がありました。
その広場の真ん中に、桜の木が一本ありました。
まんまる山に住むうさぎのぴょんこと、とんがり山に暮らすくまのくうた。
ふたりは、ある女の子の存在で出会うことに……。
いもとようこさんのイラストがかわいい、春にぴったりの一冊です。
春は新たな出会いの季節という言葉がぴったりの、爽やかな物語です。
 
 

うさぎのくれたバレエシューズ

 

うさぎのくれたバレエシューズ (えほん・こどもとともに)

うさぎのくれたバレエシューズ (えほん・こどもとともに)

 

 

 
バレエ教室に通い始めて5年も経ちますが、その女の子は踊りが上手になりません。
女の子の願いは、ひとつだけ……
どうか、おどりがじょうずになりますように。
女の子は、同じ願いを繰り返します。
するとある朝、不思議な小包が届き……。
桜の木が印象的に使われていて、素敵な世界に魅了される一冊です。
可憐で繊細なイラストも印象的です。
子どもの頃に読んだことがあり、この世界観が大好きです。
子どもから大人まで楽しめます。
 
 

こぶたのブルトン

 

こぶたのブルトン はるはおはなみ

こぶたのブルトン はるはおはなみ

 

 

 
こぶたのブルトンと、いたちのアンドレが、ふたりでゲームをやっています。
そこに、だるまのタカサキさんがやってきて、ふたりをお花見に誘いますが……。
こぶたのブルトンシリーズの、「はるは おはなみ」というお話です。
随所に散りばめられたユーモアに、思わずクスリと笑ってしまいます。
子どもも楽しめると思いますが、これは大人こそ楽しめる絵本なのではと思います。
読むとお花見に行きたくなる、そんな一冊です。
 
 
以上が、春に読みたい桜の絵本でした。
気になる絵本がありましたら、是非読んでみてください。
絵本を読んで、さらに楽しく春を過ごしましょう!
 
 
 

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わたしとあそんで

『わたしとあそんで』を読みました。

 

 

わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ)

わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

あらすじ

朝日が昇り、わたしは原っぱへ遊びに行きます。
バッタが、草の葉で朝ごはんを食べています。
「ばったさん、あそびましょ」と、わたしが捕まえようとすると……。
 

見どころ

今回の見どころは、心を開いて待つことです。
わたしは原っぱへ遊びに行き、そこでたくさんの動物に出会います。
しかし、わたしがいざ動物に近づいて、遊ぼうと誘うと、動物たちは逃げてしまいます。
動物たちに逃げられてしまい、誰も遊んでくれないので、ぶらぶらとひとり気ままに過ごすわたし。
そして、音を立てずに、腰掛けます。
すると、動物たちが次々に、わたしのそばに戻ってきます。
そのままじっとしていると、誰も怖がって逃げたりしません。
さらに、鹿の赤ちゃんが、しげみの中から顔を出して、わたしを見つめます。
息を止めてじっとしていると、鹿の赤ちゃんは近寄ってきて、わたしのほっぺを舐めます。
動物たちと戯れるわたしは、とっても幸せです。
この絵本では、一緒に遊ぶことの幸せが描かれています。
最初は、動物たちにぐいぐいと近づいて、怖がらせてしまったわたし。
しかし、心を開いてじっと待つことで、動物たちは警戒心が薄れて、わたしに近寄ってきます。
これは、人間関係にも言えることだと思います。
一般的には、積極的に行くことは、良しとされています。
しかし、時と場合によっては、ぐいぐいと行くことで逆効果になることもあります。
時には、じっと待つことも必要なのです。
その際に、心は開いておくことが重要です。
行動には移さないけど、心はオープンでいる。
そんな姿勢が、人を惹きつけ、安心して向こうから近寄ってきてくれるのです。
心を開いて待つことで、扉が開けることもあるのです。
そんなことを、教えてくれる素敵な一冊です。
 

印象的なことば

ああ わたしは いま、とっても うれしいの。
とびきり うれしいの。
なぜって、みんなが みんなが わたしと あそんでくれるんですもの。
 

 

わたしの言葉です。
動物たちに囲まれて、幸せなわたしの気持ちが伝わってきます。
イラストのわたしも、にっこり笑顔です。
 

感想

みんなで遊ぶことの楽しさや自然の美しさが描かれた絵本です。
イラストもナチュラルで、素敵です。
シンプルなストーリーながらも、教わることが多い一冊です。
私自身も、この絵本を読んで、改めて心を開いて待つことの大切さを学びました。
やはり、動くことばかりが正解ではないのですね。
じっと待つことも必要だと感じました。
そうすれば、おのずと幸せが訪れるのかもしれません。
子どもだけでなく、大人にもおすすめの絵本です。
 

 

わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ)

わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

 

 

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