死ぬまでに読みたい絵本

「日常に絵本を」をテーマに、大人も楽しめる絵本をご紹介するブログです。

ハロウィンに読みたい絵本

10月になり、ハロウィンが近づいてきました。

 

毎年この時期になると、雑貨屋さんや飲食店では、ハロウィンのグッズやメニューなどが登場してきます。

 

渋谷では、仮装する若者でいっぱいになり、ニュースで取り上げられたりもします。

 

ハロウィンというイベントが、日本に浸透して、だいぶ経つような気がします。

 

そのくらい、日本でも人気のイベントです。

 

今回は、この時期に読みたい、ハロウィンの気分を盛り上げてくれる絵本をご紹介します。

 

 

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ハロウィンに読みたい絵本

 

 

ハロウィーンってなぁに?

 

 

ハロウィーンってなぁに? (はじめてBOOK)

ハロウィーンってなぁに? (はじめてBOOK)

 

 

魔法使いの女の子ビビが、友達と一緒に、初めてハロウィンを体験するお話です。

 

ハロウィン初心者の方に、オススメの一冊です。

 

かぼちゃのランタンやかぼちゃのタルトの作り方など、ハロウィンについて、わかりやすく説明されています。

 

この本を読むと、ハロウィンのことがよくわかります。

 

魔女っ子たちの仮装姿が可愛くて、微笑ましいです。

 

 

ハロウィンがいっぱい!

 

もっとたのしい ハロウィンがいっぱい! (めくってものしり絵本)

もっとたのしい ハロウィンがいっぱい! (めくってものしり絵本)

 

 

 

こちらも、ハロウィン初心者の方に特にオススメの一冊です。

 

表紙に、「めくってものしり絵本」とあるように、ページをめくると、仕掛けが用意されていて、それらをめくると、ハロウィンにまつわる豆知識が書かれています。

 

ページをめくるごとに、ハロウィンについて詳しくなれる、楽しい絵本です。

 

私も今回読んで、ハロウィンについて初めて知る知識も多くて、驚きました。

 

イラストも可愛くて、大人が読んでも楽しめます。

 

 

ヘスターとまじょ

 

ヘスターとまじょ (世界の絵本コレクション)

ヘスターとまじょ (世界の絵本コレクション)

 

 

 

ワニの女の子ヘスターは、ハロウィンの準備をして、友達がパーティに来るのを待っています。

 

そして、みんなが来る前に、お菓子を貰いに行くことを考えつきます。

 

しかし、ヘスターが選んだ家は、なんと……。

 

勇敢なヘスターのちょっとした冒険が楽しい絵本です。

 

イラストも可愛くて、味のある一冊です。

 

ハロウィンナー

 

 

ハロウィンナー

ハロウィンナー

 

 

最後にご紹介するのは、面白くて、最後はいい話の絵本です。

 

表紙にある、タイトルとイラストを見ると、一体どんな絵本なんだろう?と戸惑ってしまいますが、ご心配ありません。

 

ユーモアに溢れた、楽しいハロウィンの絵本です。

 

足が短くて、胴が長い犬のオスカー。

 

オスカーは、いつも仲間から「ウィンナー」とからかわれ、うんざりしています。

 

ハロウィンの当日、楽しみにしているオスカーに、用意されていた仮装服はなんと……。

 

ユーモアがありながら、最後は素敵な友情にホロっとくる一冊です。

 

 

以上が、ハロウィンに読みたい絵本4冊です。

 

気になった絵本があれば、是非読んでみてください。

 

絵本を読んで、さらに楽しいハロウィンを過ごしましょう!

 

 

 

 

 

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【読書の秋】秋に読みたい絵本

少しずつ秋の雰囲気になりつつありますね。

 

秋といえば、人それぞれ色んな楽しみ方がありますね。

 

食欲の秋だったり、ファッションの秋だったり、芸術の秋だったりと、人によってその楽しみ方は様々です。

 

その中でも、やはりなんといっても「読書の秋」です。

 

私は一年を通して本を読みますが、それでも秋は読書にぴったりな季節だと思います。

 

今回は、そんな読書の秋に読みたい絵本をご紹介します。

 

 

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秋に読みたい絵本

 

 

14ひきのあきまつり

 

 

14ひきのあきまつり (14ひきのシリーズ)

14ひきのあきまつり (14ひきのシリーズ)

 

 

お馴染みの、14ひきのシリーズです。

 

今回は、秋の森が舞台となり、かくれんぼやあきまつりが繰り広げられます。

 

秋の森が、豊かな色彩で描かれていて、秋の魅力が余すところなく詰まっています。

 

動物たちも可愛くて、「自然っていいな」と心から思える作品です。

 

まさに秋の実りが詰まった絵本です。

 

 

ファーディとおちば

 

 

ファーディとおちば

ファーディとおちば

 

 

こぎつねのファーディと、友達の木のお話です。

 

季節が変わり、友達の木が茶色くなり、葉っぱが段々取れていきます。

 

ファーディは木のことが心配になり……。

 

こぎつねのファーディの優しさと、自然の美しさに、心温まる一冊です。

 

秋の風景を堪能できる絵本です。

 

こんくんのおんがくはっぴょうかい

 

 

 

きつねのこんくんが、渡り鳥たちと音楽発表会をする物語です。

 

こんくんは、オカリナを吹いています。

 

すると、みんなが集まってきます。

 

こんくんは、渡り鳥たちと、秋になったら音楽発表会をする約束をしていました。

 

渡り鳥は、秋になると村にやってくるのです。

 

そのため、こんくんは秋を待っているのですが……。

 

つんつくむらでの、秋の到来が描かれた、楽しい一冊です。

 

この絵本を読んで、「秋っていいな」としみじみ思いました。

 

動物たちのキャラクターも良くて、こんな村で暮らしてみたいと思います。

 

楽しくて、心が温かくなる、そんな一冊です。

 

お気に入りの絵本です。

 

 

やきいもの日

 

 

やきいもの日

やきいもの日

 

 

仲良しの友達れいちゃんと、ケンカをしてしまった女の子りっちゃん。

 

りっちゃんは怒りながら、公園の落ち葉に潜り込んで、小さかった頃のふたりを思い出します。

 

そこに、愛犬ナッツがやってきて、家に帰ることにします。

 

家に帰ると、そこにはたき火をするおじいちゃんとれいちゃんがいて……。

 

多くの人が子ども時代に経験したであろうことが、秋の空気感と共に、きれいに描かれています。

 

優しいおじいちゃんが素敵です。

 

そして、やきいもが美味しそうです。

 

秋の匂いがする一冊です。

 

 

以上が、秋に読みたい絵本です。

 

気になった絵本があれば、ぜひ読んでみてください。

 

絵本を読んで、秋をさらに楽しく過ごしましょう。

 

 

 

 

 

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お月見に読みたい絵本

9月になり、まだ暑い日は続くものの、少しずつ秋の気配を感じる今日この頃です。

 

夏も楽しい季節ですが、秋も素敵な行事やイベントがあり、楽しい季節です。

 

わたしは、一年の中では一番秋が好きです。

 

そんな秋の行事といえば、お月見ですね。

 

夜に月をじっくり見上げるお月見は、なんともロマンチックな行事です。

 

ちなみに、2018年の十五夜は、9月24日だそうです。

 

今回は、そんな十五夜にゆっくり読みたい絵本をご紹介します。

 

 

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お月見に読みたい絵本

 

ながいよるのおつきさま

 

ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

 

 

 

特に大人におすすめの絵本です。

 

まさに月を見ながら、じっくり読みたい一冊です。

 

この絵本では、1月から12月までの各月のおつきさまが描かれています。

 

幻想的なイラストと詩的な文章が、独自の世界観を形成していて、読者を魅了します。

 

こんな風に、毎月おつきさまを眺めて味わう余裕が、現代人には必要な気がします。

 

じっくり、絵本の世界に没入したい一冊です。

 

 

つきのよるのものがたり

 

 

つきのよるのものがたり

つきのよるのものがたり

 

 

美術館の絵の中のねずみたちが、おひさまを見に行く物語です。

 

設定が面白くて、完成度の高い一冊です。

 

わたし自身が、美術館や絵画が好きなので、この絵本がお気に入りの一冊になりました。

 

おつきさまをモチーフにした絵本としても、満点です。

 

ずっと眺めていたくなる、そんな絵本です。

 

 

14ひきのおつきみ

 

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)

 

 

 

14ひきのねずみの家族が、お月見をするお話です。

 

ねずみたちが木の上に登り、お月見台を作り、その上でみんなでお月見をします。

 

ねずみの家族、ひとりひとりにちゃんと個性があり、細やかに描かれています。

 

おつきさまに感謝したり、お団子を食べながらお喋りをしたり、まさにこれぞお月見という、正統派な絵本です。

 

読んでいると、自然に対する感謝の気持ちが湧いてくる一冊です。

 

 

ねこまるせんせいのおつきみ

 

 

ねこまるせんせいの おつきみ (ワンダーおはなし絵本)

ねこまるせんせいの おつきみ (ワンダーおはなし絵本)

 

 

こざかなえんの見習い先生のねこまる先生が、こうちゃんと一緒に、なんと月まで行ってしまう物語です。

 

月に行ったねこまる先生とこうちゃんが、見た景色とは……。

 

ユーモラスで可愛い一冊です。

 

ねことうさぎが大好きな私には、たまらない絵本です。

 

絵もカラフルで、見ていて楽しいです。

 

子どもと一緒に読みたい絵本です。

 

 

以上が、お月見に読みたい絵本です。

 

気になった絵本がありましたら、ぜひ読んでみてください。

 

絵本を読んで、さらに楽しいお月見をしませんか?

 

 

 

 

 

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ともだちや

『ともだちや』を読みました。

 

 

 

あらすじ

 

きつねが、「ともだちや」というのぼりを持ってやってきます。

 

そこで、さっそく声がかかります。

 

きつねが、揉み手をしながら、草やぶを覗き込むと……。

 

ともだちやのきつねが、本当の友達を作るまでのお話です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、本当の友達です。

 

きつねは、1時間100円で友達になるという、ともだちやを始めます。

 

のぼりを持って歩いていると、きつねはくまに呼び止められます。

 

くまは、ひとりぼっちの食事はつまらないと感じていたので、友達を買います。

 

くまときつねは、一緒にいちごを食べますが、きつねはなんだか辛そうです。

 

それもそのはず、きつねはいちごなんて食べないのです。

 

その後もくまに付き合い、きつねはいちごでお腹の調子が悪い中、なんとか200円をいただきます。

 

きつねがのぼりを持って歩いていると、今度はオオカミがきつねを呼び止めます。

 

オオカミときつねは、一緒にトランプをします。

 

そして、きつねは申し訳なさそうに、オオカミにお代を請求しますが……。

 

オオカミは「お代」と聞いて、怒ります。

 

オオカミは、きつねのことを本当の友達だと思っていて、ともだちやではなく、きつね自身を呼んだのでした。

 

こうして、きつねとオオカミは一緒に過ごすようになります。

 

オオカミは、きつねに大事な宝物のミニカーをあげます。

 

それから、きつねはお金を取るのはやめて、寂しい思いをしている人のともだちになろうとします。

 

この絵本では、1番の寂しがり屋のきつねが、本当の友達を作るまでが描かれています。

 

最初に、きつねはビジネスとして、誰かの友達になろうとします。

 

しかし、オオカミに出会い、楽しく時を過ごし、本当の友達と認められたことで、その価値観が変わります。

 

本当の友達は、お金では買うことのできない、大切な存在なのです。

 

きつねはそのことをオオカミから教わり、それ以来ともだちやの商売はやめます。

 

本当の友達や友達と楽しく過ごす時間は、お金では買えないものなのです。

 

友達の大切さがわかる一冊です。

 

印象的なことば

 

お、おまえは、ともだちからかねをとるのか。

それがほんとうのともだちか

 

 

オオカミの言葉です。

 

オオカミは、きつねがお金を取ることを知って、怒ります。

 

しかし、それはオオカミがきつねのことを本当の友達だと思っていたからなのです。

 

友達はお金では買えない、お金には変えられないことがわかる言葉です。

 

感想

 

きつねが、本当の友達を見つけるまでの物語です。

 

この絵本を読んで、つくづく友達はお金では買えない、尊い存在だなと思いました。

 

これは絵本ですが、こういった「ともだちや」のようなビジネスは実際にもあるようなことを聞いたことがあります。

 

そのときに、割り切って利用するなら、ある程度需要はあるのだと思うし、悪いことではないと思うのですが。

 

やはり、本当の友達というのは、お金では買えないし、お金や利害関係を超えたものだと思います。

 

長年の信頼関係など、お金では買えないものです。

 

そんなことを改めて、この絵本を読んで考えさせられました。

 

大人にも読んでほしい一冊です。

 

 

 

 

 

 

 

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くまのコールテンくん

『くまのコールテンくん』を読みました。

 

 

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

 

 

あらすじ

 

くまのコールテンくんは、大きなデパートのおもちゃ売り場にいました。

 

お店は、いつもお客さんでいっぱいでしたが、コールテンくんを買おうとする人はいませんでした。

 

ところが、ある朝、ひとりの女の子がコールテンくんの前で立ち止まり……。

 

くまのコールテンくんと女の子の心の通い合いが描かれた作品です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、ぬいぐるみと女の子の心の通じ合いです。

 

くまのコールテンくんは、デパートのおもちゃ売り場にいるぬいぐるみです。

 

コールテンくんは、誰かに買ってもらい、家に連れて行ってほしいと願っていました。

 

しかし、お店は繁盛していますが、コールテンくんを買おうとする人は、なかなか現れません。

 

そんな中、ひとりの女の子が、コールテンくんをほしいと言います。

 

しかし、女の子の母親は、今日はお金をすでに使ったことと、コールテンくんのつりひものボタンがひとつ取れていることを理由に、ダメだと言います。

 

コールテンくんは、ふたりを悲しそうに見送り、ボタンを探しに行くことに決めます。

 

夜になって、お店が閉店になると、コールテンくんのボタン探しが始まります。

 

コールテンくんは、エスカレーターに乗ったり、違うフロアの家具売り場で電気スタンドを倒したりしてしまいます。

 

結局、ボタンは見つからず、コールテンくんは警備員さんに、元の売り場に戻されます。

 

そして、次の朝、なんと昨日の女の子が、コールテンくんを買いにきます。

 

女の子は、コールテンくんを抱いて帰り、家に連れて行きます。

 

そして、自分の部屋に行き、コールテンくんの取れたボタンをつけます。

 

ふたりは、友達になります。

 

この絵本では、女の子とぬいぐるみの心が通い合う姿が描かれています。

 

くまのコールテンくんは、誰かが家に連れて帰ってくれることを願っていました。

 

また、女の子も、以前からコールテンくんのようなくまのぬいぐるみが欲しかったようです。

 

ふたりの心は通い合い、晴れてふたりは友達になります。

 

子どもの頃、何故だかわからないけど、妙に心惹かれるぬいぐるみに出会ったことがある方は、多いと思います。

 

そんな出会いは、貴重なものです。

 

そういったぬいぐるみとは、出会うべくして出会ったのだと思います。

 

この世に、ぬいぐるみは数多くあるけれど、本当に心に訴えかけてくるぬいぐるみは、数多くありません。

 

この絵本の女の子の場合は、それがコールテンくんだったのでしょう。

 

そんな風に心が通じ合ったぬいぐるみとは、友達として長い付き合いができるものです。

 

子どもの頃に、お気に入りだったぬいぐるみを思い出す、そんな一冊です。

 

印象的なことば

 

ぼく、ずっとまえから、ともだちがほしいなあって、おもってたんだ。

 

くまのコールテンくんの言葉です。

 

その言葉に、女の子も「あたしもよ!」と応じます。

 

心が通じ合った瞬間、そのぬいぐるみは、大切な友達になります。

 

感想

 

女の子とぬいぐるみが友達になるお話です。

 

表紙の、くまのコールテンくんのイラストが、とても可愛くて、思わず手に取りました。

 

コールテンくんには、時代を超えて愛される魅力があります。

 

コールテンくんという名前の響きや、素直な性格、加えて可愛らしい表情、すべてが魅力的です。

 

古くからある絵本ですが、今読んでもその可愛らしさや楽しさは古びません。

 

なんだか無性に惹かれてしまう、そんな一冊です。

 

 

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

 

 

 

 

 

 

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くんちゃんのだいりょこう

『くんちゃんのだいりょこう』を読みました。

 

 

くんちゃんのだいりょこう

くんちゃんのだいりょこう

 

 

あらすじ

 

ある日、お母さんぐまとお父さんぐまと、子ぐまのくんちゃんが、散歩に出かけました。

 

もうそろそろ、冬ごもりの季節になります。

 

くんちゃんは、木の上の鳥に話しかけます。

 

鳥は、寒くなってきたので、南の国へ飛んでいくと言います。

 

くんちゃんは、「ぼくも行っていい?」と聞きますが……。

 

くんちゃんのちょっとした冒険が描かれた一冊です。

 

見どころ

 

今回の見どころは、くんちゃんのちょっとした冒険です。

 

もうすぐ、冬ごもりの季節。

 

くんちゃんの家族が散歩をしていると、鳥たちに出会います。

 

鳥たちは、南の国へ飛んでいくと言います。

 

くんちゃんは、南の国へ行きたくてたまりません。

 

くんちゃんが、お母さんにそのことを話すと、お父さんが「やらせてみなさい」と言います。

 

お父さんは、帰り道の丘の上の大きな松の木を、覚えておくように言います。

 

くんちゃんは、丘を走って、登ります。

 

しかし、お母さんにさようならのキスをしてこなかったことを思い出し、丘を駆け下ります。

 

その後も、丘に登ると何かを思い出し、丘を駆け下りて、家から物を持ち出すくんちゃん。

 

何度も登り降りするうちに、くんちゃんは疲れて、とうとう家で少し休むことにします。

 

くんちゃんは、荷物を置き、お母さんにキスをして、ベッドに入ります。

 

くんちゃんがぐっすり眠る姿を見て、お父さんは冬中ぐっすり眠るよと言います。

 

この絵本では、くんちゃんの「大旅行」が描かれています。

 

しかし、大旅行といっても、子ぐまのくんちゃんがやることなので、とても小規模な旅行というか、ちょっとした冒険のような感じです。

 

水色で表現されたイラストが、シンプルながらも、とても可愛くて、思わず微笑んでしまいます。

 

子ぐまのくんちゃんにとっては、きっと初めてのことばかりで、大旅行のようなできごとだったのでしょう。

 

好奇心旺盛のくんちゃんと、それをあたたかく見守る両親が素敵な絵本です。

 

印象的なことば

 

くんちゃんがかえってきたようだね。

 

お父さんぐまの言葉です。

 

くんちゃんの大旅行に、オーケーしたのはお父さんでした。

 

きっと、お父さんは、くんちゃんが必ず疲れて帰ってくるのだと、わかっていたのでしょう。

 

お父さんの、まずは子どもに好きなようにやらせてみるという姿勢が素晴らしいですね。

 

子どもを信頼しているからこそ、できることかもしれません。

 

感想

 

子ぐまのくんちゃんの大旅行が描かれた一冊です。

 

少し古い絵本ですが、今読んでも楽しく読めます。

 

子ぐまのくんちゃんが可愛くて、見ていると癒されます。

 

この絵本では、水色がメインで使われているのですが、今の絵本にはない色合いで、とても新鮮でした。

 

家族のあたたかさや、子どもの好奇心が描かれた秀作です。

 

 

くんちゃんのだいりょこう

くんちゃんのだいりょこう

 

 

 

 

 

 

 

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読んで涼しく!おばけの絵本

8月に入りました。
まだまだ暑いですね。
今年は梅雨明けが早かったからか、ずっと暑い印象です。
そんな暑い夏に、読んで涼しくなるような、おばけの絵本はいかがでしょうか。
今回は、全体的に「怖い」というよりも、楽しくてかわいいおばけたちを選んでみました。
きっと、子どもから大人まで楽しめるはずです。

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おばけの絵本5冊

おじいちゃんがおばけになったわけ

 

ehon0016.hatenablog.com

 

亡くなったおじいちゃんがおばけになって、エリックのもとへやってきます。
おじいちゃんは、何故おばけになって戻ってきたのでしょうか?
エリックとおじいちゃんの心温まる一冊です。
 

おばけパーティ

 

おばけパーティ

おばけパーティ

 

 

フランス発のおしゃれなおばけの絵本です。
おばけのアンリが、友達を晩餐会に招待します。
アンリが運んでくるドリンクや料理で、なんとみんなが……。
暑い夏にぴったりな、おしゃれでクールな一冊です。
 
 
おばけのてんぷら

 

おばけのてんぷら (めがねうさぎの小さな絵本)

おばけのてんぷら (めがねうさぎの小さな絵本)

 

 

食べることが大好きなうさこは、山でこねこくんに出会います。
うさこは、こねこくんのお弁当のおかずのてんぷらを味見させてもらいます。
うさこは、こねこくんにレシピを教えてもらい、てんぷらを作ることにしますが……。
言わずと知れた名作絵本ですね。
私も、小学生の頃に、図書室で読みました。
せなけいこさんの絵がかわいくて、印象的です。
この絵本を読むと、てんぷらが食べたくなります。
 
 

ゆうれいとすいか

 

ゆうれいとすいか (ひかりのくに傑作絵本集 (5))

ゆうれいとすいか (ひかりのくに傑作絵本集 (5))

 

 

すいかをめぐる、正統派なおばけ絵本です。
こちらも、せなけいこさんのイラストです。
これぞ昔ながらの日本のゆうれいといった感じで、読んでいるといい具合にクールダウンしてきます。
ユーモラスで、楽しい一冊です。
おばけのすいかが食べてみたくなりました。
 
 

いじわるなないしょオバケ

 

いじわるなないしょオバケ

いじわるなないしょオバケ

 

 

最後の一冊は、ほろりとさせる感動のおばけ絵本です。
サラは、うっかりママの大切な真珠の首飾りを壊してしまいます。
本当のことが言えず、内緒にしていたら……。
なんと、くちからおばけが!
いじわるなないしょオバケがかわいい、オランダの絵本です。
オランダの絵本ですが、日本の絵本かと思うくらい、感情移入できます。
子どもの気持ちの揺れ動きが、丁寧に描かれています。
 
 
以上が、おばけの絵本5冊です。
気になった絵本がありましたら、ぜひ読んでみてください。
おばけの絵本を読んで、暑い夏を乗り切りましょう!
 
 
 

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